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「折角外に出たんだ。広く使おう」

「(捻り切ることはできるけれど、あの身体は悠仁くんの物。あまりこの力は使いたくありませんが・・・)」

「女。さっきの力はあまり本気を出していなかっただろう?名は何だったか・・Aだったか?」

「悠仁くんの体ですから。あまり傷はつけたくありません。そして、名前で呼ばないでください。」

「怒っている顔も良いな。」

「凶がれ」

「おっと、言っただろう?視えていると」

「なら、これならどうです?」
バキッ
手足がありえない方向に曲がっている。

「大蛇」
伏黒くんの影から大蛇が出て、持ち上げる。

「畳み掛けろ!!」

「凶が・・・・!?」
伏黒くんの式神が倒された。


「広く使おう」

「伏黒くん!!」
伏黒君が飛ばされ、その上から殴り倒される。

「凶がれ!!」

バキバキバキ。

「ん?次は治りにくい。Aも本気を出してきたか。よいよい。もっと楽しませろ」

「そして、おい、オマエの式神、影を媒体にしているのか」

「なら、なんだ」

「フム、分からんな。オマエあの時、なぜ逃げた?宝の持ち腐れだな。まぁいい。どの道、その程度では心臓は治さんぞ」

「伏黒くん。下がっててください。これ以上力を使ったら危険です。」

「それはアンタもでしょ。浅神先輩」

「つまらんことに命を掛けたな。この小僧にそれほどの価値はないというのに」

「伏黒くん?」
伏黒君は立ち上がり、呪力を上げ、いや、命を燃やしているのか。

「魅せてみろ!!伏黒恵!!」

「布瑠部由良由良八握ーーー!」

「俺は、オマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない。
危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。
それなりに迷いはしたが結局我儘な感情論。でもそれでいいんだ。俺は正義の味方じゃない。呪術師なんだ。だからオマエを助けたことを一度だって後悔した事はない。」

「・・・そっか、伏黒は頭がいいからな。俺より色々考えてんだろ。オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん。あー悪いそろそろだわ。伏黒も釘崎も五条先生は心配いらねぇか。長生きしろよ。それと、A。」

「何ですか?」

「好きだ。こんな時にどうかと思うけど、伝えたかった。」
心底愛おしいと言うように笑っている。
頬を撫で、額に口付けて、崩れ落ちた。

「悠仁君、死んじゃだめです!!
いやぁぁぁぁぁああ!!!」


血を流し倒れる悠仁君に私はそばにすり寄って泣くしかなかった。

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Rico(プロフ) - マロンさん» 浅上藤乃本人ではないので苗字をわざと変えております。 (9月21日 20時) (レス) @page1 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 17話も苗字が浅神になってます (9月21日 15時) (レス) @page19 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 14話の主人公の苗字浅上じゃ無い?神じゃなくて (9月21日 15時) (レス) @page16 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 主人公が悠仁の通い妻だよ、間桐桜みたいなもんか (9月21日 14時) (レス) @page3 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - souさん» ご指摘ありがとうございます。 (2022年2月25日 22時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rico | 作者ホームページ:http://uranai /tennnenn chanto tun kunn  
作成日時:2020年11月28日 11時

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