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「宴?」
「おう。お前もここに来て結構経つだろ?宴の席ははじめてだろうから、俺の横にいろよ」
「淡島さん。ほんと好きです。」
「はいはい。」
宴の席ではみんなわいわいと賑やかだ。
そして、その席で、Aは何か芸をしろと言われた。
「では、僭越ながら、舞わせていただきます」
扇子を持ってしゃなりしゃなりと舞う。
吉原に潜入した時、ちょいブスメイクをされ、芸妓として潜入した。
「・・・・」
「すげぇ。A。めっちゃ綺麗だ」
「ありがとうございました。淡島さん!!どうでした!?私、どうでした!?」
「綺麗だったぜ」
「キャーーー(汚い高音)!!淡島さん好きです!!」
「その汚い高音がなければな」
「酷い!!」
「まあ、良かったぜ」
よしよしと頭を撫でてくれるのでニヘラ〜と笑っている。
「まあ、あの汚ねぇ高音とビビリ癖がなけりゃ可愛らしい女なんだけどな」
「そうよね」
「そして、淡島にぞっこんっていうね」
「人間の女とは思えねーぐらいの強さを持ってるしな」
「ま、気絶したらだけど」
「・・・」
「ん?どうした?A?」
コクリコクリと船をこぐA。
「酒、飲んじまったか。しゃあねぇ、雨造。こいつ部屋に寝かせてくる」
「おう。いってこいー」
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Rico(プロフ) - 氷麗さん» ありがとうございます。もう一つの作品でもコメントいれてくれていた方でしょうか。更新頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年10月26日 22時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
氷麗 - 面白いです!!続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 0b4aa008b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rico | 作者ホームページ:http://uranai /tennnenn chanto tun kunn
作成日時:2020年9月6日 17時