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「やめろーーー!!何でそんな別の生き物見るような目で私を見てんだ!!」
ビシッとその視線をよこした相手を指差す。
みんなは思った。とんでもなくうるせー奴が来たと。
「うるさい。人間。赤河童様の御前だ。」
ピシャリとイタクが言い放つ。
「ふむ、とても元気の良い女子じゃな」
ニコニコと孫を見る目をしている。が、人外である。そして、ここにいる全員が人外である。
「ひぃ、ひぃ、あ、すいません。私は鬼殺隊元鳴柱我妻Aで御座います。」
思い切り叫んでいた(汚い高音)が、キリッとした顔付きになり、淡々と自分の身分を明かした。
「して、どうしてここに来たのか話してくれないか?」
「私はちょっと外に出ようとしたら、目の前に人食い鬼が出て、全速力で逃げたのですが、鬼の血鬼術により、この地にとばされました。」
「ほう、して、血鬼術とは?」
「はい。鬼が持つ特殊能力ですね。」
「ふむ、大変だったのう。」
「というか、此処どこですか?私はあの鬼あんちくしょうを滅殺せねばならないのですが」
「此処は遠野の里、妖怪の隠れ里じゃ」
「え"。いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!マジモンのバケモノの里ォォォォ!?嘘だろ嘘だろ嘘だと言って!!(汚い高音)」
「残念ながら嘘じゃないのじゃよ。」
「すいません。取り乱したりして。でも、私・・・どうしたら・・・」
「しばらく此処に住むと良い。だが、仕事はしてもらうからな」
「ありがとうございます!!では、お世話になります!!」
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Rico(プロフ) - 氷麗さん» ありがとうございます。もう一つの作品でもコメントいれてくれていた方でしょうか。更新頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年10月26日 22時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
氷麗 - 面白いです!!続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 0b4aa008b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rico | 作者ホームページ:http://uranai /tennnenn chanto tun kunn
作成日時:2020年9月6日 17時