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『鬼狩りぃぃぃ!!!』
雷の呼吸を使って逃げている。いや、私が前に仕留め損なった奴らしい。すばしっこかった覚えがある。

「いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁたぁすけてぇぇ!!!(汚い高音)何!?何なの!?ちょっと外出ただけなのになーんで鬼に追いかけられるのォォォォ!!!無理無理無理!!!というか、鬼殺隊は引退したんだって!!!」

『ごろじでやるーーーー!!!血鬼術!!異界絶界!!』
私の足元がモヤがかかり、引き摺り下ろされる。

「え"、いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!!ナンデェェェ!!」

『俺の血鬼術は対象を違う世界へとばすことができる。残念ながら片道切符しかない。ギャハハハハハ!違う世界で犬死にするといいわ!!ギャハハハハハハハ!!!』

「ちっくしょーーーー!!!こんな展開はお呼びじゃねーーんだよ!!呼んでくるなら女の子連れてこいやぁぁぁぁぁああ!!!(汚い高音)」
この言葉を最後に吸収された。









ところ変わって妖怪の里遠野では。

「あら、どうしてここに人間が?」
桃色の髪をお団子に結った女の人がいた。
妖怪で雪女。名は冷麗。

「連れて行くぞ。」
鎌鼬の妖イタクがAを横抱きにして運ぶ。





「人間はここに入ることさえ出来ないのにな。変なこともあるようだよな。おーい起きろよ。赤河童様の御前だ」
あまのじゃくの淡島がAを揺する。

「うぅ。すいません。赤河童様って誰かは知らないんですけど、人食い鬼に追いかけられて疲れてるんです。もう少し寝させてください」

「寝てるのに会話が成り立ってるぞ」

「しかも人食い鬼ってことは妖怪だろ?よく逃げきれたよな」

「だめだっての。おい、起きろって」

「んんー。はっ。え、ここどこですか?ん?

いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!!(汚い高音)」
なまはげを見た瞬間、可愛らしい声から汚い高音が発せられた。

耳にキーンと来たらしく、みんな耳を塞いでいる。
「何で何で何で!?どうしてこんなとんでもねー所にいるの!?え、死ぬ?喰われて死ぬ?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。結婚できないうちに死ぬ!?いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!何かバケモンいるし!?義勇さん助けて!!マジ助けて!!鮭大根あげるからぁぁ!!(汚い高音)」
そんなことを言いながらぐるぐる寝転がり、高速でゴロゴロ。

それを見た妖怪たちは唖然としている。

爆笑しているものもいれば、中には別の生き物を見る目をしている奴もいる。

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Rico(プロフ) - 氷麗さん» ありがとうございます。もう一つの作品でもコメントいれてくれていた方でしょうか。更新頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年10月26日 22時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
氷麗 - 面白いです!!続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2020年10月25日 22時) (レス) id: 0b4aa008b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rico | 作者ホームページ:http://uranai /tennnenn chanto tun kunn  
作成日時:2020年9月6日 17時

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