キミの魔法にかけられて ~Hidaka.U~

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凛｢･･で！！何話してたの･･？？｣





｢えっと･･｣







さっきから質問攻めの凛。


聞かれても、久しぶりに男の人と話して緊張したし、ほぼ覚えてない･･(笑)


ていうか、あの人がウキショくんって人なんだ･･思ってた感じと違う、かな。


自分から学級委員するって言うから、もっとメガネで堅苦しそうな人かと思った(笑)







凛｢ねね、Aさ、ほんとに浮所くんの存在知らなかったの！？｣





｢うん･･本日初めて聞きました。｣





凛｢･･ここだけの話ね、浮所くんとんでもない人気者の王子様だよ、気を付けて。｣





｢気を付けるって･･具体的には何を･･？｣





凛｢浮所ファンを敵にしたら面倒だよってこと、｣





｢ウキショファン･･なにそれ？｣







どうやら、うちの学校にはウキショくんのファンクラブがあるみたい･･


そんなに人気者な人が何で学級委員を･･


え、もっとモテたいとか？


･･でも、そんなこと考えるような人柄じゃなさそうだったような･･あくまで勘だけど。







凛｢A、学級委員頑張ってね･･？


ていうか浮所くん、紙切れに書いてこっそり一緒にやろなんて言ってくるとか〜！！


Aじゃない女子ならみんな惚れてるっ！｣





｢なんかごめんなさい･･(笑)｣





凛｢もしかしたらさ、浮所くんAのこと気になってるとか？｣





｢絶対ないよ、それは･･｣







ニヤニヤしながらそう言う凛。


有り得ないよ･･だって今日初めて会ったし、話したんだよ？


しかも、ウキショくんなら彼女の１人や２人はいるでしょ･･あ、そんな人じゃなさそうだな、一途そう。







｢あ、そろそろ休憩終わるよ！｣





凛｢ほんとだっ！まあ席すぐそこだけどね〜｣







人気者･･か。


底辺女子の私とは住む世界が違うんだろな･･








...

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