キミの魔法にかけられて ~Hidaka.U~

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あれから数日、ついに迎えた体育祭。


飛貴くんと那須くんとは少し気まずいところもあったけど、学級委員のみんなで協力して、なんとかシンデレラ大作戦の準備は終わった。


あとは本番、成功なるか･･ってとこ。







凛｢私たちのクラスの競技はまだだね〜


･･あ、てか、那須くんのは結局断ったの？｣





｢うん････｣





凛｢そっか･･、浮所くんは？誰かと出るの？｣





｢前、可愛い子が浮所飛貴よりって書かれた手紙持ってたし、その子と出るのかな･･、？｣





凛｢･･っあ、そうだった････うーきーしょー！！！！！！｣





｢り、凛････？｣





凛｢あ、ごめんごめん(笑)


思い出して怒りが収まらなかった･･｣





｢浮所って呼び捨てしてたけど、飛貴くんに怒ってるの？(笑)｣





凛｢･･まあ、そんなとこかな〜｣







やっぱり、飛貴くんと凛仲良くなってるな〜


何だかほっこりする･･？
私も飛貴くんのこともっと知りたい･･


この前、クラブに真剣に取り組んでる飛貴くんを見たとき、かっこいいって思った。


授業中は後ろ姿でも分かるくらい、真面目に取り組んでてすごいなって思った。


運ぶ荷物の多い子の手伝いを、すっと優しくしていたのを見て、優しいなって思った。


休憩のとき、男子と一緒に笑ってるのを見て、笑顔が素敵だと思った。







｢今日のシンデレラ大作戦で、飛貴くんが他の子と結ばれたら、私はもう、だめかな･･｣





凛｢A･･


浮所くん、結構ドジってか･･マヌケ？だから、大丈夫！｣





｢それってどういう励まし･･？(笑)｣







飛貴くんと私が結ばれる結末なんて、あるのだろうか･･









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