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家に帰ってからAに貰ったマカロンを取りだし見つめてみる
俺のことどう思ってんだよ…
なんて、考えても分かるはずもないことをグルグルと頭に回る
「うま」と一人でいても呟いてしまうくらいマカロンは美味しかった
次の日、いつも通り起きて会社に行く支度をしていたらAから電話がかかってきた
「どした」
" お願いがあるんだけど、 "
と深刻そうな声が聞こえてきたので
「迎えいくから支度しといてそんとき話聞くから」
ありがとう、と普段からは想像つかないような少し震えた声で返される
彼女の手のひらで踊っていることなんて気づいていた
でも、俺に1番にかけてきてくれたから、それが嬉しかったから、なんて、全部言い訳だけど
そう言えば一緒に出勤できるのかと今更ドキドキしたりしなかったり。
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作者名：かめ | 作成日時：2020年12月27日 16時
