アザトカワイイ (ページ14)

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オシャレな店なんてもちろん行ったこともないし調べては見たけど緊張して何も話せなくなりそうだから結局いつもの居酒屋にした

『おまたせ！』と唇をキラキラにした彼女が現れる

なにそれ、俺と飲み行くためだけに着けたの？と聞きたくなってしまう

『ごめんね、待った？』

「全然」

『ならよかった～！定時で帰れそうだったのに緑川さんが無駄に話しかけてくるから遅くなっちゃった』

Aは緑川さんのオキニだから仕方がない。

「大丈夫？なんもされてない？」

前緑川さんにセクハラされて辞めていった子が何人かいる

それも仕事が出来る子ばかり。やめて欲しい。

でもその子たちよりも可愛いAが狙われないはずがない

『だいじょ、ぶ』

「何回もあの人のセクハラでやめてる人見てるから。」

と言うと

『正直ね、ちょっと触られた、』

と話してくれた

あいつやっぱAのことも狙ってんだな、

「俺がAのこと守るから、離れないで欲しい」

『しょーた、ありがとう、』

と小さい体に抱きつかれる

怖かっただろうな、、

『のも！しょーた！』

なんともいえない空気を壊したのはAで、

こんなときでさえ気を利かせてしまって申し訳ないなと反省する

今の俺らの関係ってまだただの同期なのかな