〉覚悟 渡辺side ページ18
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あの時、
電話越しで泣いているAの声を聞いて
いてもたってもいられず…
次の日の仕事のことなんて考えずに
俺は車を走らせていた。
Aのいる場所の住所を送ってもらい、
その場所に着くと
案の定目を腫らした愛しい彼女の姿が。
本当は今すぐにでも抱きしめたかったけど、
弱みに漬け込むのは気が引けてしまい
頭を撫でてあげるだけで我慢した俺。偉い。
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このまま一緒にいてあげたかったけど…
さすがに仕事を放り出すわけにもいかず。
そのまま家へ送り届けて現場に向かった。
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深「翔太〜？なんか顔色悪いけど大丈夫か？」
結局一睡もしてない俺の異変に気づいたのか
ふっかが声をかけてくれた。
照「もしかして寝てない？」
さすが長年連れ添ったメンバーなだけあって
隠し事は出来なさそうだ。
『ちょっと…Aと一緒にいて』
佐「え！？Aちゃんと！？一晩一緒に過ごした…ってこと？え！？なになに？どういうこと！？」
俺の発言で早とちりをし、
一人興奮状態の佐久間を宥めながら
阿部ちゃんが現れた。
阿「いや落ち着け佐久間(笑)で？何があったの？」
『実は…』
これまでの経緯を説明した。
佐「あー、そういうことか」
興奮していた佐久間も落ち着きを取り戻したようで。
ラ「え、てかその男普通に最低じゃん。謝ってもないんでしょ？」
康「あり得んて。同じ男としてどうかと思うわ」
宮「でも翔太がいてくれてAちゃんも救われただろうね」
『そうだといいんだけど』
目「で？これからどうすんの？」
Aのあの泣き顔を見て心の中で覚悟を決めていた。
『…俺があいつを幸せにする』
あいつを泣かせる奴に二度と渡してたまるか。
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仕事中もAの顔が頭から離れなくて…
終わってからすぐに電話を掛けた。
“今から会いたい”
そう告げると困らせてしまったのか応答がない。
それでも会いたくて仕方なくて
『今日の貸しの分。迎えに行くから』
半ば強引に約束して車を走らせた。
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ルナルナ(プロフ) - 莉さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです…しかも初コメ。歓喜です(TT)その設定もアリですね、考えさせていただきます。リクエストまでありがとうございました！！ (2020年12月11日 23時) (
レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
莉(プロフ) - めっちゃ楽しかったです。この後の、もしも結婚し子供が産まれた話が読みたいです！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: 246f5b3bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナルナ
| 作成日時：2020年11月16日 20時
