〉違和感 ページ15
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旦那のお店はオープンから
順調に売り上げを伸ばしているようで
毎日忙しく働いているみたい。
私も行事が落ち着いたので、
連絡せずにサプライズで会いに行くことにした。
家に行く前にお店に寄ると
一樹「え！？A？来るなら連絡してくれればよかったのに〜」
『サプライズです(笑)』
私の姿を見て笑ってくれた旦那を見て、
やっぱりこの人は裏切れない。
そう思った。
それから店の手伝いをして
一緒に旦那の家へと帰った。
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部屋に入ると…違和感。
一樹「今日は疲れたでしょ。来てもらって助かったよ！適当に座ってて〜」
そう言って彼はお風呂へ向かってしまった。
『…部屋がきれい』
私が感じた違和感はこれ…
一緒に住んでる都内の家も新婚当時に
一度掃除を頼んだことがあるが、
ここまで綺麗になんて出来ていなかった。
あの時は、むしろ汚された。
『絶対おかしい…』
女の勘は当たると言うが、、
この時ばかりは“当たらないでくれ”
そう思いながらも他に違和感がないか
各部屋を探し回った。
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一樹「気持ちよかった〜って…どうした？」
部屋の中で立ちすくんでいた私に
呑気に声をかけてきた彼。
『ねぇ、女の人来たりした？』
なるべく、冷静に。
一樹「…来てないけど」
『この部屋って一樹が掃除したの？』
一樹「あー、これはお袋が…」
『嘘つき』
一樹「…え？」
私は手に持っていたモノを差し出す。
『お母さんこんなのつけないでしょ？』
それはベッドの隙間に落ちていたピアス。
それっきり彼は黙り込んでしまった。
事情を聞くと素直に話し始め…
相手は私より３つ年下。つまりは旦那の６つ下。
出会いは最近で女が店に遊びに来たのだとか。
女の方から家に遊びに行きたいと駄々をこね、
そこから関係が始まったらしい。
『…キモっ』
一樹「…」
『…何か言うことないの？』
一言謝りさえしてくれれば…
Aじゃないとダメなんだ
なんて臭いセリフでもいいから言ってくれれば…
『…っなんで何も言わないの！？』
怒りとともに涙が込み上げてきて…
この場にいたくなくて家を飛び出した。
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ルナルナ(プロフ) - 莉さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです…しかも初コメ。歓喜です(TT)その設定もアリですね、考えさせていただきます。リクエストまでありがとうございました！！ (2020年12月11日 23時) (
レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
莉(プロフ) - めっちゃ楽しかったです。この後の、もしも結婚し子供が産まれた話が読みたいです！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: 246f5b3bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナルナ
| 作成日時：2020年11月16日 20時
