今日からキョウダイです《青》

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目黒side





あの歓迎会の日…





しょっぴーが迎えに行ってしばらくすると戻ってきた2人。




A「ごめんね〜遅くなっちゃった！」


渡「こいつ酔っ払いに絡まれててさ〜」


A「ご心配をおかけしました(笑)」





そう言って笑っていたけど、

俺はそんなAちゃんの異変を見逃さなかった。






チラッとラウールの方を見たら目が合ったから、

たぶんラウールも気づいてたっぽい。




Aちゃんに真相を聞くことができず、

解散となってしまって家へ帰った。








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そして今、俺はAちゃんと2人っきり。



俺の個別の仕事にスタイリストとして

着いて来てくれたのだ。



A「みんながいないとなんか静かだね(笑)」


『俺と2人じゃ嫌だ？(笑)」


A「そんなことは言ってないよ〜(笑)」



ヘアメイクもしてもらいながらそんなことを話していた。



『…あのさ、あの日何かあった？』


A「あの日？」


『歓迎会の日。酔っ払いに絡まれたって言ってたけど…あれ嘘でしょ？』


A「あー…あの日は本当に酔っ払いに絡まれてるところを翔太が助けてくれて…」


『…なんで嘘つくの？』


A「う、嘘なんかじゃ！」




そう話しながら髪の毛をセットしていた

Aちゃんの手を思わず掴んだ。




『俺のことナメないで？』




鏡越しに目を合わせて言うと、

堪忍したのかため息をついた。



A「目黒くんには敵わないね(笑)」



そう言ってあの日あった出来事を話してくれた。



『Aちゃんはまだそいつのこと好きなの？』


A「まさか！好きなわけないよ！…でもなんでか忘れられないんだよね」



そんな切ない顔をして言うAちゃんに思わず



『俺Aちゃんのこと好きかも』



A「…え？今なんて？」



『だから、俺Aちゃんのこと好きって言ったの』



A「いやいやいや、年上をからかって遊んだらダメだよ〜(笑)」





冗談だと思ったのか笑って流された。





それからすぐスタッフさんに呼ばれ撮影が始まり…

合間にメイクを直しに来てくれたけど

何も気にしてない様子。悔しい。







“この子を振り向かせたい”





そう思った。







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