なのに、目黒くんが甘すぎる。 (ページ41)

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〉離さないページ41

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司書さん「Aさん、今日はもう帰って大丈夫よ」

『はーい』

終わりたくないけど

目黒くんが望むなら受け入れなきゃ

心の準備しておこう

？「Aさん」

学校から帰ろうとひとり歩いていると

突然名前を呼ばれ、

声の方へ目を向けると

目「待ってた。一緒に帰ろ」

『！？』

あの目黒くんが

部活帰りにわざわざ私を待ってた……？

ついに

片想いごっこ終了のお知らせなんだ！！！

大丈夫……覚悟は出来てる

『か、片想いごっこ楽しかったねーーー！！』

目「！？」

『放課後待ち伏せして一緒に帰るなんて両想いの人の世界だけだと思ってたからこれは最高の片想いごっこだなー♪』

目「…………へぇー」

『……ねぇ目黒くん。両想いってどんな世界？私じゃ片想いの向こう側すぎて想像つかないや』

目「……別に、そんな難しいことじゃない」

『さすがイケメン！！』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ぐいっ

『えっ、』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

突然腕を引っ張られたかと思うと、

後ろから来ていた自転車から守ってくれた。

『あ、ありがと』

目「顔色悪い」

『え！？…あ、寒くて！教室にマフラー忘れちゃった』

お願い

そんなに気を遣わないで………………

もうすぐ片想いごっこ

終わっちゃうのに………………！！

目「Aさん。ためしに、やってみる？」

『？？』

目「両想いごっこ」

そう言って、

目黒くんのつけていたマフラーを私に巻いてくれた。

『……りょっ、りょっ、』

目「そう」

『目黒くんが……私を好きになるってこと……？』

目「そう」

『す、す、す、好き同士になるってこと？』

目「恋人同士ってこと」

“恋人”

パワーワードすぎて頭がクラクラしてきた。

『ご…ごめん目黒くん、あの…私、頭がパンクしそうで一旦、家に帰って考えさせてください』

そのまま帰ろうとすると、

突然掴まれた左腕。

目「だめ。やるって言うまで帰さない」

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作者です。

ここまで読んでいただきありがとうございます！

このお話で2巻が終了となります。

そしてキリがいいので、

次のお話から移行します！

また近々更新しますので、

少々お待ちください！

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