なのに、目黒くんが甘すぎる。 (ページ31)

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〉好きなものページ31

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目黒くんと過したあの日から一週間。

明日から新学期＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『うふふふふふふ』

やっと目黒くんに会えるんだぁぁぁぁぁ！！

頭の中で何度も“指切り”の余韻を堪能しました。

『ひぃいいいいい！私ってば変態！！』

次はどんなミッションがいいかな？？

あわよくば

もっと仲良くなれそうなミッション。

もっと目黒くんに近づきたいな……

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目「“好きな人の好きなものを好きになる”？」

『はいっ！好きな“もの”でも“こと”でも！漫画とか音楽とか同じ物を好きになりたいなーって』

目「好きなもの…俺の……」

…ん？！なんだかすごい見られてる……？

目「特にない」

『！？』

そんなぁ………………………………

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放課後＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

好きなもの一つくらいありそうなのに

誰よりも目黒くんのこと知っていたいのに

遠いなぁ…………

「目黒ぉー！ウィーッス」

目「ウィス」

……………………え？

すでに日課になっている

目黒くんの部活見学に来ているのだが、

今目黒くんが話しているのは

ベリーショートの女の人で……

目黒くんが嫌がらずに

女子とあんなに話してるの初めて見た……

？「あの子はA組の小原さん。目黒と同中、陸部で同じ短距離組」

『そうなんだ、どうりで…………………………ん？』

深「はい、どーも」

『ひゃああっっっ！！深澤くん！』

深「ちなみに、小原さんはサバサバ女子で恋のライバルじゃないから安心していいと思う」

『え！？』

深「俺はいつでも仙人の味方だから、超頑張れ！」

『な、なんのことですか？』

深「またまた、とぼけちゃって〜」

相変わらずニヤニヤ笑いながら

からかってくる深澤くん。

深「俺、片想い中の女子眺めんの趣味なんだよね〜」

『目黒くんのことはなんとも思ってないよ？ただの片想いごっ…………』

うわわわわわ！！！

危うく口をすべらすところだった……！

『なんでもない！帰る！』

深「…………？」

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『ここまで来れば大丈夫かな……』

危なかった……

好きなことを共有できるなんてカッコイイよ

楽しいんだろうなぁ

私と一緒の時はどうなんだろう……？

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