なのに、目黒くんが甘すぎる。 (ページ20)

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〉ツーショットページ20

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あのあと目黒くんは

私のブレザーと共に去ってしまった。

そして私は無事にトイレでホックを直し、

ちゃっかり目黒くんのブレザーを羽織ってる。

こういうことは最後かもしれない。

いい思い出にしよう…………

「Aさん、目黒くん知らない？」

『…知らないなぁ』

出て行ってから30分経ってる……

そのまま部活行ったのかな？？

それとも…………………………花咲さん？

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞｸﾝｯ

『私ちょっと捜してくる！』

………………まさか

家庭科室＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

まさか………………

お願い、一人でいてください！！

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

そこには私のブレザーを乾かしながら

居眠りをしている目黒くんの姿があった。

よかっ………………た……

でも目黒くんも居眠りとかするんだ……

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾊﾟｼｬﾘ

『うふふ、加工なんかしちゃったりして〜』

目「へーー。そんなことできるアプリあるんだ。俺の寝顔って気持ち悪いね」

『っ、！？きゃあ！！！』

目「…おはよう」

『ごめんなさい、盗撮するつもりはなくて！すぐ消します』

目「貸して？」

そのまま携帯を手渡したけど……

めっちゃ気まずい！！泣きそう！！

目「Aさん後ろ向いて」

『え？』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾊﾟｼｬﾘ

携帯の画面には犬の加工を施した

私と目黒くんのツーショットが……

『目黒くん！？』

寝ぼけてるの！？

「あ、目黒こんな所にいたのか。花咲が呼んでる。なんか大事な話があるって〜」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞｸﾝ

目「………………わかった」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞｸﾝ

花咲さん告白するんだ。

『目黒くんブレザー貸してくれてありがと！助かった！行ってらっしゃ……』

私が言い終わるより前に

家庭科室を出て行ってしまった。

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大丈夫

2人が付き合うことになっても

私は、大丈夫

なのに……

▷消去しますか？

さっき撮った写真が

消せない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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