なのに、目黒くんが甘すぎる。 (ページ16)

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〉ミッションクリアページ16

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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝｯ

目「……Zzz」

“おはようございます。本日もご利用いただきありがとうございます。”

“この列車は15分遅れて次の駅に到着致します。”

“大勢のお客様がご乗車になりますので、詰めてのご乗車にご協力ください。”

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｶﾞﾗｯ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

『うわぁああ！！』

目「えっ……」

『オ、オハヨー……』

目「Aさん？朝って……この時間の電車だっけ？」

『め…目黒くんと一緒の電車に乗りたかったんだけど、朝練の時間とか分からなくて』

目「うん」

『目黒くんの使ってる駅で始発から待ち伏せして、尾行してました……』

目「……ふっ、」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ぐいっ

目「もっとこっち寄りかかって」

『えっ……』

満員電車での人の圧力に耐えていた腕を引っ張られ…………

気づいたら目黒くんの胸の中に

すっぽりと納まってしまった…………

目「ミッションクリア」

『う、うん……』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄｸﾄｸﾄｸ

目黒くんの心臓の音が聞こえる

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ

『あっ！』

ふと窓の外を見るとそこには

朝焼け

『目黒くん見て見て、キレイなの外』

目「……きれいだね」

『うん！』

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電車を降り、

目黒くんの後ろをついて歩く。

『こんな早く学校来るの初めて！静かだねー！』

目「……Aさん」

『ん？』

目「ストーキング一旦禁止」

『えっ！？』

目「俺の隣歩いて？」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞｷｯ

『う、うんっ！！』

目「俺朝練の日はだいたい7時に学校いる」

『そうなんだ！』

目「ラーメン屋は水曜、他の日は食堂。休み時間はテラスにいることが多い」

『すごい！一気にレア情報増えた！！ストーカーしやすくなった！』

目「 …… 」

『……ん？』

目「まつ毛ついてる」

そう言って私の頬に触れた目黒くん。

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目「失恋の記憶、早く俺で上書きして？」

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『っ、！』

あのね目黒くん

実はもう体中、

目黒くんだらけなの＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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