〉あけましておめでとう ページ28
.
目黒side
12月31日
PM 23:30
妹「ねーねーお兄ちゃん!お風呂の所に置いてあったこの犬のキーホルダーお兄ちゃんのー??」
妹が持ってきたのは
前にAさんとおそろいで買った
お互いに似ているマスコットキーホルダー。
目「そう」
「いいないいな〜かわいい〜〜!」
目「……うん……可愛いよ」
.
.
You side
友達とのおつかれ女子会を終え、
最寄り駅に着き改札で精算しようとした時…………
『え……ない!!財布がない!!』
さっきみんなで居たお店に忘れてきたんだ……!
『と、とりあえずお店に電話してみよ』
“本日の営業は23時までとなっております。御用の方はピーと鳴りましたら……”
『 …… 』
お父さんもお母さんも電話出てくれないし……
LINEだけでも送っとこ……
『はぁ〜……』
大晦日に何やってんだろ……
駅のホームで年越しとか…………
眠いなぁ……
寒いなぁ……
誰か………………
.
?「風邪引くよ」
お父さんが来てくれたと思って
勢いよく顔を上げるとそこに居たのは
目「あけましておめでとう。」
『め、目黒くん!?なっ、な、なんでここに!?』
目「いや…LINE…送られてきたから」
Aどうしよう!!
A財布忘れて精算できなくて駅から出れないよー!
A迎えに来てください!ごめんっ
『うわ!ごめんなさい!これお父さんに送るはずだったラインなんですっ』
目「……家まで送る」
『大丈夫!これ以上目黒くんに迷惑かけられません!!』
目「いいよ、迷惑かけて。一緒に行こ?」
そう言って私の肩を引き寄せてくれた。
.
1310人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルナルナ | 作成日時:2021年6月15日 21時