〉胸の中 ページ33
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阿「あれ？そういえば翔太は？」
『んー、翔太は教室かな？』
実際あの時飛び出してきてしまったから
どこにいるのかは分からないって言った方が正しいけど。
翔「A！！」
『あれま。噂をすれば…っ！？』
なぜか息を切らした翔太が
廊下の向こうからものすごい勢いでやって来た。
と、思ったらそのままの勢いで抱きしめられた。
『え、ちょ、離して翔太！なんなのいきなり！？みんな見てるって！！』
恥ずかしさのあまり離れようと暴れたが効果なし…
近くにいる佐久間くんなんてポカン顔。
阿部ちゃんに関してはなぜかニヤニヤしてるけど？
…いや、ニヤニヤしてないで助けろよ。
翔「わりぃ阿部。ちょっとこいつ借りるわ」
『はい？』
阿「どうぞどうぞ〜(ニヤニヤ)」
.
ようやく解放されたかと思えば、
そのまま使っていない教室へと連れて行かれた。
教室に入るなり、
翔「気づいてあげられなくてごめんな……」
『…ん？なんの話？』
翔「あいつ…実加子に全部聞いたわ。中学ん時にAが学校に来なくなった理由」
『あーあの話ね。翔太は謝ることないよ』
きっと翔太は自分のことを責めている。
だから言いたくなかったのにな……
思わず顔を俯けてしまった。
翔「1人で抱え込むなって。こんだけ長い間一緒にいんだから…少しは頼れよ」
その言葉と同時に再びふわっと香った翔太の匂い。
『翔太には心配かけたくなかったんだよ』
抱きしめられながら本音をこぼす。
翔「ごめんな、一人で辛かったな。これからは俺が守るから」
そう言いながら優しく頭を撫でてくれる翔太。
『…っうん、ありがと…』
私はそのまましばらくの間、
翔太の胸の中で泣きじゃくった。
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ルナルナ(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます！寂しいだなんて言っていただけて…嬉しいです(泣)番外編もう一つ更新しました！あと一つくらい書けたらいいな〜と思っていますので、待っていていただけたら嬉しいです♪こちらこそ、読んでいただかありがとうございました！ (2021年1月14日 22時) (
レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 完結おめでとうございます！寂しくて寂しくて、未だに完結した感じがありません…良ければほかの番外編とか作ってくれたら嬉しいです！(無理をいってるのは承知なので、作っていただかなくても全然だいじょうぶです！)素敵な作品をありがとうございました！ (2021年1月14日 17時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
ルナルナ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…(泣)最近また時間ができてきたので、また楽しんでいただけるよう頑張っていきたいと思います♪ (2021年1月12日 15時) (レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - めちゃくちゃ続きが気になって気になってしょうがないです！主さんのペースで頑張ってください！！ (2021年1月11日 21時) (レス) id: e29719b9a0 (このIDを非表示/違反報告)
ルナルナ(プロフ) - １％の可能性を１００％信じる人さん» コメントありがとうございます！やる気に繋がりますよ〜嬉しいです(泣)少しずつにはなってしまいますが…これからも楽しんでいただけるよう頑張りますので、応援の方よろしくお願いしますm(_ _)m (2021年1月7日 14時) (レス) id: 01e3878cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナルナ
| 作成日時：2020年12月13日 9時
