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「 わーっ！オモニ〜！ 」
「 あらやだAちゃんじゃないの〜！ 」
きゃーって、玄関の扉を閉めてすらいないのに抱き合ってはしゃぐ2人に心の中でため息をつきながら、2人分のスーツケースを抱えて家に上がる
「 ただいま。久々に会った息子は無視？ 」
「 はいはいおかえり。Aちゃん、あなたが来るって聞いてショートケーキ買って来たの。食べる？ 」
「 わぁ、本当に？食べますー！ 」
「 はぁ…、 」
ヌナは完全に懐いてるし、母さんはヌナペンだし、僕が一緒にいたいから連れて来たのに早速母さんに盗られてて最悪
僕がヌナと一緒にいたいだけで、別に母さんに会わせるためじゃなかったのに
「 ヌナー、海行こうよ。散歩しよう 」
「 ケーキ食べてからね〜。オモニ〜、これお土産に… 」
「 …むっ 」
ほら、すぐオモニ〜って
僕は二の次？
こっちならヒョン達に取られないで独り占めできるって思ったのに、逆効果だよもう
「 やだ無理、待ってらんない。先海 」
「 え！？いや…ちょ、 」
お土産を渡しに行こうとしたヌナの手を引っ張って玄関に逆戻り
玄関にあったヌナのサンダルを履かせて、無言で外に出る
「 痛い…止まってよジョンイナ 」
「 …ヌナが悪いでしょ 」
そう口では言いながらも、足を止めて後ろから頑張ってついてくるヌナを振り返る
「 確かにジョンイナのこと放って浮かれてた自覚はあるけど… 」
「 僕、ヒョン達に取られずにヌナを独り占めしたくて帰って来たの。それなのにヌナが構ってくれないと…寂しいじゃん 」
あーあ、言っちゃった
ダサいし最悪
でもこう言えば優しいヌナはちゃんと構ってくれるんだろうなって分かってるから、精一杯寂しそうに眉を下げてヌナに抱きついてみる
ヌナはこーゆー僕に弱いの、知ってるんだから
「 …ごめんね、ヌナが浮かれすぎてたね 」
ほらね、かーわい
「 いっつも肝心なとこでヒョン達に取られるんだもん。僕だってもっと一緒にいたいし、もっとかっこいいとこ見せたいのに 」
「 ウリジョンイナはかっこいいよ？ 」
「 でも、ヒョン達といると可愛いポジションになっちゃうじゃん 」
「 まぁ…確かに 」
そう言って苦笑しながら、僕の背中に腕を回してくれるヌナ
今日はここでちょっかいかけてくるヒョンがいないから最高
ほらね、ヌナは僕が大好きなの
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かのん - 楽しいお話時間をありがとうございました！更新応援しています♪ (3月30日 10時) (
レス) @page17 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - minsvt0328さん» リクエスト作品完成しました。Don’t fight over meになってます。リノあんま入れれなかったし、最終的にどっちが勝つわけでもないまま終わってしまって申し訳ないです…。またのリクエストをお待ちしております！ (3月29日 23時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - かのんさん» 同意しかないですー！！ (3月29日 16時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - たまにデレになるのも良いですよね〜♪尊すぎる...。さすが離婚危機一生推す!! (3月29日 15時) (レス) @page15 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - かのんさん» わー！そうなんですね…！好きなケミは悩んでたら日が暮れるくらい決まらない…お互いのツンデレ具合がいいですよね！ (3月29日 13時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空と海 | 作成日時：2024年3月18日 21時
