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「 Aちゃん 」
「 はい 」
「 今なんて言いましたか? 」
「 …絶対彼氏作らない、です 」
「 今あなたの隣にいるのは? 」
「 トゥバのヨンジュニオッパですね 」
「 あなたとの関係は? 」
「 …………………友達です 」
追い詰められた私がぽつりとこぼした言葉に、途端溢れるため息
聞き耳を立てていたスタッフさんやスキジギまでおっきなため息をついて、メンバーが力が抜けたように呆れ顔をして、隣でチュニオッパが肩の荷が降りたとでもいうように息をついた
「 リノヒョン、僕は友達ですよ。Aの言う通り彼氏じゃありません 」
「 まあ、お前のことだから乗せられたんだろうとは思ったけど…せめてもうちょっとゆるいドッキリにしろよ 」
「 そっ、それはチュニオッパの提案だからね! 」
「 Aは大人しくチャニヒョンたちの説教受けてきて 」
「 ハイ 」
にこにこ笑顔のチャニオッパにがっしりと腕を掴まれ、不機嫌なミノオッパに笑顔で送り出され、怖いほどの笑顔を貼り付けた皆んなに囲まれてソファに座らされる
隣にいる、というより先に座っていたジソンイは、驚いたのか涙が止まったらしい
まだ少し潤むくりくりの瞳をいっぱいに見開いてこっちを見つめている
「 …A、付き合ってないの、? 」
「 うん…ごめんね、泣かせるつもりじゃなかったんだけど 」
「 っう、…勘違いで泣いたとか恥ずかし… 」
ぽぽぽぽっとほっぺが赤く染まっていくジソンイ
顔が見られたくないのかぎゅうっと抱きついて顔を埋めてくるから、思わず胸がきゅんってなった
「 うぅ…うちのジソンイが可愛すぎる… 」
「 そうじゃなくて、今から説教なんだけど 」
「 う、はい 」
「 …はぁ…まじ焦ったんだけど 」
「 ほんっと、僕らのことひやひやさせすぎじゃん 」
「 お転婆なお姫様 」
「 お転婆すぎるよ… 」
わーって皆んなぎゅってきて、ぎゅーぎゅーになる
まるでおしくらまんじゅうでちょっと苦しいけど、
さっきまでみたいに距離があるより断然いいかな、なんて
「 本当、私彼氏できる気しないなぁ、ㅎㅎ 」
メンバーが大好きって実感した、ドタバタエイプリルフール
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かのん - 楽しいお話時間をありがとうございました!更新応援しています♪ (3月30日 10時) (レス) @page17 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - minsvt0328さん» リクエスト作品完成しました。Don’t fight over meになってます。リノあんま入れれなかったし、最終的にどっちが勝つわけでもないまま終わってしまって申し訳ないです…。またのリクエストをお待ちしております! (3月29日 23時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - かのんさん» 同意しかないですー!! (3月29日 16時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - たまにデレになるのも良いですよね〜♪尊すぎる...。さすが離婚危機一生推す!! (3月29日 15時) (レス) @page15 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - かのんさん» わー!そうなんですね…!好きなケミは悩んでたら日が暮れるくらい決まらない…お互いのツンデレ具合がいいですよね! (3月29日 13時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空と海 | 作成日時:2024年3月18日 21時