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「 また明日…A、まじごめん 」
「 はいはい、許したから。また明日 」
「 おやすみ〜 」
ずーっと謝り続けてきたスンミンは怒られた子犬みたいで、結局誤り倒されてスンミンの粘り勝ち
小さくなった子犬に勝てなかった私は仲直りをして、スクリーンを片付ける2人より先に自室へ戻った
けど、
「 …っ、怖い… 」
やばい、流石に1人で暗い部屋は怖い
寝れる気がしないし、てか1人で朝まで部屋にいれない
怖い
でもメンバーはほぼみんな寝てるだろうし、起きてるとしたら…
「 …オッパ、スンミナ 」
さっきまで叫んでいた部屋に戻れば、
「 あれ、寝れなかった?ㅎㅎ 」
「 おっ、やっぱ戻ってきたねヒョン 」
にこにこな大型犬ズと、横並びにされた3枚の布団が見えた
「 どーせAは寝れないだろって思って、ヒョンと布団敷いといたの 」
「 スンミナ、結構反省してるみたいでさぁ…自分だけベッドだと顔見えなくてAが怖がるかもって言って自分の分の布団まで持ってきたんだよ 」
「 へ、知ってたの…? 」
おいで、ってチャニオッパに手招きされて、言われるがままに真ん中の布団に座る
両サイドに腰を下ろした2人が、ぽんぽんと頭を撫でてきた
「 当たり前でしょ、双子舐めてるの? 」
「 何年Aのオッパやってきたと思ってるの〜、このくらい分かって当たり前でしょ? 」
ほら寝るよーってもぞもぞと布団の中に潜り始めた2人に、慌てて自分も布団を被る
頭まで布団を被ってからぴょこっと顔を出すと、2人がゆるゆるの笑みで私を見ていた
「 手握らなくて平気? 」
「 いや、ヒョンの手暑いでしょ 」
「 やー!ひどいよスンミナ! 」
「 だってヒョンがくっつくと暑苦しいんだもん 」
「 だからってそんな言わなくてもいいでしょー! 」
「 …はいはい、私を挟んで喧嘩しない 」
うぇーんAー!って泣き真似をしながら、かろうじて指先だけ出ていた私の手をぎゅっと握ったチャニオッパ
すぐに反対の手もスンミンの温もりに包まれて、温かい安心と共に睡魔が襲ってきた
「「 おやすみ、A 」」
2人の温もりのお陰で、深い眠りに落ちることができそうだ
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かのん - 楽しいお話時間をありがとうございました!更新応援しています♪ (3月30日 10時) (レス) @page17 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - minsvt0328さん» リクエスト作品完成しました。Don’t fight over meになってます。リノあんま入れれなかったし、最終的にどっちが勝つわけでもないまま終わってしまって申し訳ないです…。またのリクエストをお待ちしております! (3月29日 23時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - かのんさん» 同意しかないですー!! (3月29日 16時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - たまにデレになるのも良いですよね〜♪尊すぎる...。さすが離婚危機一生推す!! (3月29日 15時) (レス) @page15 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
空と海(プロフ) - かのんさん» わー!そうなんですね…!好きなケミは悩んでたら日が暮れるくらい決まらない…お互いのツンデレ具合がいいですよね! (3月29日 13時) (レス) id: ff74bd2927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空と海 | 作成日時:2024年3月18日 21時