Can I call you baby ? - Hyunjin -

Intro : Can I call you baby ? ページ2

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先日染め直したばかりの黒髪が風に揺れて、その後ろ姿が儚げに見えた




「 ぬなっ！ 」


「 ヒョンジナ？ 」


「 おはよぬな 」


「 うん、おはよ 」




大声を出した僕に、振り向いておかしそうに笑うのは僕の大切なぬな


僕が駆け寄ってぎゅっと手を繋いだのを見てまた楽しそうに笑っている




「 ウリイエナだけじゃなくてヒョンジナも赤ちゃんになったの？ 」


「 別に気分だっただけだし、赤ちゃんじゃないもん 」


「 きようぉㅎㅎ 」




ぬなは自分からぎゅって握り返すことはしなくて


だから僕がもっとぎゅっと握ると、やっと握り返してくれた




「 へへ、 」




ちょっと冷たい手


その手を掴んでおかないと、ふわっと綿毛みたいに飛んでどこかへ行ってしまいそうで




「 ぬな、大好き 」


「 うん、ありがと 」


「 ぬなも言って、僕のこと好き？ 」


「 …どうだろうね？ 」


「 あ、いじわる！ 」




本当は知ってる


ぬながちゃんと、僕のことが大好きだって


それは恋愛じゃなくて親愛かもしれないけど、今はそれでもいい


一緒にいれるだけで、充分過ぎるほど幸せだから




「 へへっ、大好きだよぬな 」


「 はいはい 」




気まぐれな猫ちゃんみたいに、ちょっと淡白なぬな


ジーパンに白のおしゃれなＴシャツを着た可愛い猫ちゃんぬなは、ミディアムの黒髪を揺らして綺麗に笑った




「 ウリヒョンジナはぬながいないとだめだね？ 」


「 …うん、ぬながいないと生きていけないかも 」




冗談じゃないよ、結構本気


そのくらい僕の中でぬなの存在は大きくて、ぬながいなくなったらその穴を埋められる人は世界中何処を探してもいない


多分じゃなくて、絶対


僕はぱぼだけど、これだけは絶対何があっても間違えない


僕はぬなのことがが世界で1番大好きだって




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