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合宿が始まった日
まずは部屋の案内をされた
「私、梟谷高校マネの雀田かおり」
「マネージャーの白福雪絵だよー」
2人目の子めっちゃ美味しそうにおにぎり食べてるな…
「はじめましてっ！！花宮七絵です！よろしくお願いしますっ！！」
初対面の人には愛想良くするんだなー
ってまあそうか
「桜田Aです、よろしくお願いします」
「「よろしくねー」」
今度は体育館、てかとても広い、
やはり都内じゃないから、敷地が広いみたいだ
「光太郎！！」
「あっ！A！！」
いつものように太陽に輝かしい君は元気そうにそういった
隣の子…は、誰だろう、ちょっとくせっ毛で黒髪の男の子
「木兎さん、そんな騒がないでください」
敬語使ってるから1年…？
意外だな、新入部員でもう合宿メンバー？
「この人が！俺が言った、Aだ！」
ん？なんで名前を言っているんだ？
「あっ、そうなんですね、1年の赤葦京治って言います」
「あと、事情も聞いてます、もしかしてあそこで覗いてる女の子だったりしませんか？」
小声で、あたかも自然に振る舞うくせっ毛の彼を見て
頭の回転がいい人だなと感じた
「あそこにいる髪の毛がクリーム色の人が色々してくる人です」
「多分、今日もすると思いますので、これ」
そう言って渡されたのはペンだった
「記録用紙とボードとペンは一緒に持っておいてください」
そう言って彼は光太郎を連れて去っていった
私は素直に受け取り、合宿中は言われた通りに過ごそうと思った
「なんなのあいつ、」
他校の人と話してるなんて…
そこは可愛い可愛い私でしょ？！
笑顔で話しやがって…ムカつく…ムカつく！！
いいもん、私にはほかのマネージャーがいるもん
私が愛想振りまけば、私の味方になる
今回の合宿で覚えとけよ、A
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作者名：やなぎ | 作成日時：2024年3月5日 22時
