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黒尾side
つまり、七絵がペンでAのことを刺して、そんで梟谷のマネージャーがその事を知って、言っていたのか？
待って待って、どういうこと…？
俺は勢いよく部屋から飛び出し
マネージャーの部屋へと向かった
「おい、Aはいるか？」
「あっ、はい」
「ちょっとこい」
その連れ去る様子を見て、七絵は悪魔のような笑みを浮かべていた
その様子にさっきの動画を見たこともあり、俺は寒気がした
「どうしたんですか」
「あの、ちょっとすまん！」
と言い服をめくった
そこには綺麗な肌があった
あれ、ないじゃんと思ったら
「反対ですよ」
そう言って彼女は冷淡に言った
反対側を見てみると
青紫色になったあざと、真っ赤になった絆創膏があった
色々言いたいことがあったが、たくさんありすぎて出てこなかった、
「なんで俺に相談しなかったんだ！！！」
「言っても無駄ですから」
そう彼女は悲しそうに言った
「なんで無駄だと思うんだ！一言でも声をかけてくれれば…」
「黒尾くん、私の事完璧な人とでも思ってたでしょ」
図星だ、でも何と関係あるのだろう
「そう考えてるなら、それでいいの」
「私が耐えれば完璧な人でいられるから、それ以外はほんとに困ってないの！！テストも成績も！人間関係以外は完璧なの！！」
話を聞いてみると確かにそうだ
七絵は、中学生の時カースト上位で色んな女子を不登校にさせたらしい
そんであの性格だから先生にも好かれてると
それで抵抗したら、人間関係以外の勉強面も全て崩れてしまうと意味だった
俺ら何も言い返せなくなって、部屋に戻った
好きな人がいじめられてるのにも気づかないのに
何が好きだよ
しかも敵の方を庇って…
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作者名：やなぎ | 作成日時：2024年3月5日 22時
