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プロローグ ページ1
バレーをしていた私は中学生の頃
繋げという横断幕を掲げてる高校を見た
プレイスタイルも、猫のようにしなやかに、打っても打っても落ちない、そんな音駒高校のバレーに惚れた
「A〜っ！！あっ！ごめん！手が滑ったぁー！」
綺麗な赤い布にわずかのくすみができた
こんなことは日常茶飯事だ
微かに甘く、独特な匂いがする
スポーツドリンクだ
あぁ、また洗わないとな…
正直きつい
毎回毎回気づかれないような小細工をするこの女の相手をするのは
戻るは部活入部前
「みんな、バレー部の見学？ 俺は 海信行 よろしく」
坊主頭の、人柄の良さそうな海さん？が話しかけてきた
「音駒高校のマネージャー志望 花宮七絵です！」
「同じく音駒高校マネージャー志望 桜田Aです」
「2組 黒尾鉄朗」
「3組の夜久衛輔だ」
、、、
「…お前のところにボコボコにされたんでね」
「あっそう覚えてねぇわ ところで俺を見下ろすな」
なんか雰囲気があそこだけピリピリしてる
「喧嘩はだぁーめ！ですよ？これからチームメイトですから」
甘い声でコテンと頭を傾げる彼女は
とてもあざとい
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作者名：やなぎ | 作成日時：2024年3月5日 22時
