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22箱目 ページ22

学校終わったー!!!


女子たち「あのー、佐藤Aってやついるー?」


『あっ、はい、なんでしょうか?』


「(クスッ)こんな子が?…/ありえないでしょ、/この見た目だからじゃね??」


小声でそんなことが聞こえた、


女子たち「ちょっと着いてきてくんね?」


嫌な予感がした…


(香苗! は部活行ったのか…、誰か…)


女子たち「ほら着いてこいよ(小声)」


連れてこられたのは体育館裏


女子たち「お前がなんで男バレたちと話してんの?/見てるだけで気持ち悪い/しゃしゃんなよこの陰キャ」


『…』


女子たち「なんか言ったらどう?この男たらしがよ(パシッ)」(ビンタされた)


???「それはあんたらほうじゃない?」


『くに、み…くん』


女子たち「あっ、えっこれは、演劇…なの!!だからそんなのじゃないよーあきらくーん♡」


国見に抱きつこうとした女子たち


国見「きっもい!…」


女子たち「はぇ…?」


国見「俺はな、最初っから見てたんだよ、てか演劇でもさすがに手出すことないでしょ…、バカだね」


女子たち「うるさい!もういい!行こ」
顔を真っ赤にした女子たちは逃げていった


『ごめん、助けて貰って、』


国見「先輩が謝ることないですよ、保健室行きます?」


『いや、大丈夫…』
立ち上がろうとした時、フラッっとした


国見「やっぱりダメじゃないですか、無理しないでくださいよ、肩貸すので」


『ありがと…』


(保健室にて)
失礼します…って先生が居ない


国見「先生いませんね、先輩ほっぺ見せてください」


『うん…』


国見「赤くなってるので冷やしましょう」


『(ピタッ)ひっ、冷たっ』


国見「ふふふ、先輩可愛いですね」


『なっ、国見くん、好きじゃない人にそんなこと言っちゃダメだよ?』


国見「好きじゃない人…ね…」


『…ん?』


国見「なんでもないです、ほら、行きましょ」


『わかった…』

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作者名:やなぎ | 作成日時:2024年3月2日 12時

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