通信と幾らかの休息。 ページ9
「…？お……………う＿＿わかった。」
下へ降りれば,少しだけ声が聞こえた。
いい加減名前の知りたい男の声が。
邪魔にならぬ様,静かにそこを通り過ぎる。
途中目が合ったが,キッチンの方を指差すと
了承してくれたようだ。
彼もかなりの常連かもしれないと,ふと思った。
キッチンは部屋が違って彼の事が見えないから
大丈夫だろうと思い冷蔵庫を開ける。
肉類や野菜もあるし,東の米やパンなど
なんでもあると言ってもいいだろう。
パッと見て,和食にしようと思い付く。
『久しぶりの和食ダナ。作れるカナ？』
とりあえず,材料だけを出し作業に取り掛かる。
野菜を切り,味を付ける。
(醤油とかでイイか。てかおニーサンは
食べれるンかな？)
並行作業で出汁を取っていたため,
味噌と具材を入れるだけの鍋の隣に
フライパンを置き,油を少し引いて魚を入れる。
野菜は火が通りやすいものを入れて
煮込む。
『というかぴくとハ何してんの？
あのヒト着いてきてたヨネ？あれ？』
そう言えばここに来ていないぴくとの事が気になる
まあ向こうで話でもしているんだろう。
少し休息…とは言っても水を飲んでいただけだが
時計を見ると丁度良い時間だったので
味噌を入れて魚もひっくり返す。
いい色合いの魚はお腹が減るような匂いをさせる
『いい匂いするネ。久しぶりダケド良かった。』
また焼けるのを待つのに静寂の中佇む。
ガチャ＿＿
そんな中扉の開く音がしてふと振り返る。
案の定,2人だったが。
まあもう焼けているし問題はないのだが。
ちゃちゃっと皿を用意し,とりあえずフライパン
などはシンクにおいて置く。
『あれ,おニーサンも食べる？
イヤ別に毒物は入れてナイけど。
あ〜…もうぴくといないから分かんないジャン。』
そう言いながら2人の皿を置き,自分の皿を
取りに行く
ぴ「いや,キッチンに毒置いてないから
てかヴァイパーは森で調達するじゃん。」
『うん…まあ。とりあえずぴくとが食べたら
分かるでしょ。てか和食は食べる？』
「まあ結構夕食とかで出るけど。」
『ナラいいや。』
自分の皿も置き終わったところで席に座る。
『めんどくさいからぴくとしてよ。』
ぴ「え〜…じゃあ…いただきます。」
『いただきます』
「いただきます…」
ぴくとが食べ,異常が無いのを分かったように
彼も食べ出す。
「美味っ。」
『良かったワ。3ヶ月ぶりの料理ダカラ…』
そんな会話をしながら,食事を楽しんだ。
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Fantasy - (ちなみに私は一度その画面を消してもう一度ひらくと直りました) (2019年8月11日 22時) (
レス) id: fa082eb104 (このIDを非表示/違反報告)
Fantasy - 私もそれでたことありますアプリをインストールうんたらかんからってけど、たまたまそこにいた友達のお母さんが調べてくれたところ、詐欺に近いものらしいです、私はそれを実際には見てないので調べてみたらいいと思います (2019年8月11日 22時) (レス) id: fa082eb104 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！無理せず頑張って下さいね！ (2019年8月7日 19時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ギムレット。 x他1人 | 作成日時：2019年7月28日 20時
