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four ページ4

同時期、私は頻繁に路地裏へと出向くようになった。


そこには綺麗なものなんて一つもなかった。


光を知らない虫たち、ボロボロのゴミ箱、大量の空き缶などがゴロゴロと転がっていた。


今まで見たこともない程汚いもの達に、何故か嫌悪感よりも何倍も大きな安堵感を得たのだった。


私は汚いものに囲まれることで自身の汚さを少しでも紛らわせたかったのだ。


路地裏に行くのは決まって放課後で、裏通りに人がいないのは常だが、夕方は猫や烏が来るから少し賑やかになる。


ここは私にとってどこよりも居心地の良い所になっていた。


そんな日々を続けて約2年、いつものように行く宛もなくフラフラと路地裏を歩いていた時だった。


人が居ないはずのそこに一つの黒い影があった。


猫にしては大きすぎるそれは完全に人の影。


『…誰?』


恐る恐る声をかけると座り込んでいたその影は立ち上がりこちらへと歩いてきた。


もしかしたらやばい人かもと考えたが、不思議と恐怖は感じなかった。


死んでも構わないと思っていたからだろうか。


「あ?誰かいんのか。こんな汚ぇところ」

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パラ(プロフ) - この小説すごく大好きです!この先どうなるのか、とても気になります!更新頑張ってください。 (12月8日 7時) (レス) id: f36bf98a59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2017年8月15日 14時

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