ブラックサンタクロース ページ8
「今晩は。お嬢さん」
真っ暗になった周りを月明かりだけが照らす
私の手を取りお辞儀をする青混じりの黒髪の男の人
この人達は一体どうやって此処に？展望台の階段は鉄製で足音やヒール音なんてすぐに鳴る。この人達はヒールの低いブーツを履いているから必ずなる筈。気を付けても鳴るから
『貴方達は…？』
「僕らはサンタクロースだよ！」
サンタクロース。確かにそう言った白髪の男の人。
サンタクロースなんて空想の人物だと思っていたのは実在していたのか？
だがそれ故にこの2人の衣装は白いファーの付いた帽子には2人の瞳と同じ色のベルトが小さく付けられており黒いコートの端に雪が散りばめられておりファーが付いており真ん中にはコートを止める金具が付いていて結んだリボンが付いており首や腕から見える防寒用のシャツのようなものを着ており2人共違うブーツにもファーが付いている。
如何にもサンタクロースのような格好
でも、コスプレをしているかも知れないし変質者かも知れない。すると白髪の男の人が
「変質者じゃありません！失礼ですよ！」
私の心を悟ったかの様に頬を膨らまして怒る男の人。どうしてわかったんだろ。と思っていると紺色の髪の男の人が
「なんで分かったかって？俺らがサンタクロースだから」
どうやらこの人達は何が何でもサンタクロースで通すようだ。でも、可笑しいのだ普通サンタクロースは赤を基調とした衣装で白いファーが付いている筈なのだが私が今見ているのは黒い
私の頭の中に過ぎったのは"ブラックサンタクロース"。だが、そんなものは迷信で実在なんてする筈などない。すると白髪の男の人が
「そうですよ。僕らはブラックサンタクロースです。昨日お嬢さんに送ったはずですよ？ほら今も付けてるじゃないですか」
と指差したのは黒いブーツ
「君は選ばれたんだよ。イエス・キリスト様に。いや。俺らに」
妖しく笑う紺色の髪の男の人
ブラックサンタクロースは悪い子の所に出向く。昨日のことを思い出した選ばれた1人の人は一生帰って来られない。血の気が引いていき鼓動が速くなる。寒さか恐怖なのか分からないがガクガクと震える手
「そんなに震えなくても良いのに」
震える私の手を握る白髪の男の人の手は酷く冷たく降り積もる雪よりも冷たかった
『ほ、本当にブラックサンタクロースなんですか？』
震える声で尋ねると唐紅の様な瞳で見据える
「ちゃんと説明するから」
と指を鳴らした。
そこからはなにも憶えていない
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睡眠(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます！afterstreetはもうそろそろで書き始めると思うので待っていてくださいね (2018年12月28日 13時) (
レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とても良かったです！afterstory楽しみに待ってます！ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - アリスさん» ひえぇ。そんな事言ってもらえるなんてとても嬉しいです！正直な所リアルで取り乱しました。更新はゆっくりかも知れませんが必ず誠心誠意頑張らせて頂きます。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 続き気になります。気になり過ぎて夜しか眠れません!どうしてくれるんですか！?(急に喧嘩腰) 更新頑張って下さい。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 1cdc7ebe20 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。この作品を気に入ってくれて。しかも泣けてくるなんて言う感想なんか初めてです。皆さんの期待に添えるよう投稿頑張ります (2018年12月24日 7時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠 x他1人 | 作成日時：2018年12月23日 0時
