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空を撮ろうと携帯を構えるとメールが届いた
お母さんAごめんね。お父さんとお母さんお仕事が今日中に終わりそうに無いの。Aの事だからご馳走を作ってくれてると思うんだけどね食べられそうに無いのよ本当にごめんね。HappyChristmas
今年もか…。何も変わらない独りぼっちのクリスマス。皆はホワイトクリスマスなんて言うけどこの街では。いいや私はブラッククリスマスだ
A全然大丈夫!お仕事頑張ってね。お父さんとお母さんもHappyChristmas
送っても付かない既読。未読のまま途切れるメール
私にもサンタクロースが来るよね。なんて子供みたいな願いを思って家の中に消える
机の上にはご馳走が並んであり"楽しそう"な食卓。友達からもメールが来ていたことを思い出し開く
美月メリクリー!!Aの美味しいご馳走は出来たかな?出来てたら美味しそうに撮って送って!Aのご馳走食べたい
写真…。丁度全部並んでいるしそのまま撮って送った。既読が付き可愛らしいスタンプを送って来て私は既読を付けて携帯を閉じた
ゴミ箱に捨てる音が鳴る。折角作ったけどこんなに食べられないからゴミ箱に捨てる
お皿から滑り落ちてゴミ箱の底に落ちて行くご馳走や食べ物。勿体ない。そんな事は知っているそれでも捨てる。最後のブッシュドノエルは一口食べて捨てた。"ゴミ"と化したご馳走はぐしゃぐしゃになり見るに耐えない
皿から滑り落ちるご馳走と共に零れ落ちるのは私の涙。ぽたぽたと落ちて行く涙で視界がぼやける。前々から楽しみにしていた両親との約束。よく破られていたけど今回はと信じていたが例年通りの結末。涙を拭い外に出る準備をする
青いコートを羽織い昨日送られてきた黒いブーツを履き父から貰った赤色のマフラーを付けて家を飛び出す。ヒールを鳴らしながら街を走る。冷たい風が頬を打ち付けて痛いが気にせず走り抜ける
街を抜けると街中が見渡せる展望台がある小山がある。慣れた道を歩く。展望台の上に行くと日はすっかり落ちて暗くなり月が出ている。街もライトアップされいつもより輝かしい。この光の何処かにお母さんとお父さんは居る
街の鐘が鈍く鳴り響く。すると冷たい何かが手に触れる。空を見上げると真っ白な雪が降っていた
『本当にホワイトクリスマスじゃん。私はブラッククリスマスだっつーの。なんてね』
「ホワイトクリスマスはお嫌い？」
声が聞こえ振り向くと2人の男の人が居た
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睡眠(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます！afterstreetはもうそろそろで書き始めると思うので待っていてくださいね (2018年12月28日 13時) (
レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とても良かったです！afterstory楽しみに待ってます！ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - アリスさん» ひえぇ。そんな事言ってもらえるなんてとても嬉しいです！正直な所リアルで取り乱しました。更新はゆっくりかも知れませんが必ず誠心誠意頑張らせて頂きます。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 続き気になります。気になり過ぎて夜しか眠れません!どうしてくれるんですか！?(急に喧嘩腰) 更新頑張って下さい。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 1cdc7ebe20 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。この作品を気に入ってくれて。しかも泣けてくるなんて言う感想なんか初めてです。皆さんの期待に添えるよう投稿頑張ります (2018年12月24日 7時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠 x他1人 | 作成日時：2018年12月23日 0時
