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『っ…！』
「何も知らねぇくせにペラペラ喋んな」
冷たく放ったその言葉はグサリと音を立てて私の心臓を突き刺す。ぶわっと込み上げてくる感情に涙が零れそうになり俯く
『…よ』
涙がポタポタと零れ落ちて声が震える
「あ"？何言ってんだよ。聞き取れねぇし。つか俯くな『知ってるから喋ってんじゃん！！何年一緒に居たと思ってんの！？3歳からの付き合いだよ！中学に上がった途端居なくなっちゃうし…。』っ…。」
ゆっくりと俯いて行くキヨの影
あーあ。昔からキヨは何にも変わってない。キヨだって私とおんなじで泣きそうなんだ
私とキヨは何処か似ていていつもおんなじで周りから兄妹みたいってよく言われていた。私もキヨ何も変わっていない。あの頃のまんま
『変わってないね。キヨ』
「…何が言いてぇんだよ。お前は何でいつもそうなんだよ…。なんで俺から離れてくれねぇんだよ！」
強い口調で言い放ったその言葉は私の頭を埋め尽くしていく。逆に離れて行ったのはキヨの方だ。ふとした時に思い出してたけどちゃんと振り切ったのに…。振り切ったのに
『振り切ったのに…！キヨはもう私の前に居ないって！私と話してくれないって！手を繋いでくれないって…』
「っ…。悪ぃかよ！もうAと居るのに疲れたんだよ！それである日突然ここに居た。なんで…。なんで！お前は俺のことを覚えてんだよ！」
『覚えてちゃ悪い？どうせキヨのことだから全部1人でやって来たんでしょ？キヨの事はちゃんと知ってるよ』
顔を上げてキヨを見ると涙を流していた。ゆっくりと綺麗な瞳から頬を伝い涙が流れた
「もう良いよ。また俺が離れたら俺もAも苦しまずに済むだろ？」
涙を流しながら話すキヨは今にも消えてしまいそうで手を伸ばしてキヨの裾を掴んだ。キヨは何してんだよ。Aと私の手を離そうとした時に玄関の方から聞き慣れた声が聞こえた
「チッ。じゃあなA」
私の手を振りほどき割れた窓から出て行こうとした
今此処でキヨとまた離れ離れ良いの？絶対に後悔する。だってあの時後悔したじゃん。キヨに頼りすぎてたって。今がまさにその時でしょ？
『待って！！行くんなら私も連れてって！』
私が大声を出した時廊下から走る音が聞こえキヨは目を見開き私を見つめていた
「な…んで」
そんな顔しないでよ…。
『キヨが好きだから！』
ガチャッと後ろから扉の開く音が聞こええっ…。っと声が聞こえた。キヨは瞳孔を開き月明りに照らされていた
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睡眠(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます！afterstreetはもうそろそろで書き始めると思うので待っていてくださいね (2018年12月28日 13時) (
レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とても良かったです！afterstory楽しみに待ってます！ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - アリスさん» ひえぇ。そんな事言ってもらえるなんてとても嬉しいです！正直な所リアルで取り乱しました。更新はゆっくりかも知れませんが必ず誠心誠意頑張らせて頂きます。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 続き気になります。気になり過ぎて夜しか眠れません!どうしてくれるんですか！?(急に喧嘩腰) 更新頑張って下さい。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 1cdc7ebe20 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。この作品を気に入ってくれて。しかも泣けてくるなんて言う感想なんか初めてです。皆さんの期待に添えるよう投稿頑張ります (2018年12月24日 7時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠 x他1人 | 作成日時：2018年12月23日 0時
