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「A！大丈夫！？お腹痛い？頭は？何処が痛いん！？」
窓を開けて飛び込んできたのは96猫さんとなるせさんの2人だった。ベットに座っていた私の肩を掴み心配そうに見詰めていた。ふと96猫さんの服を見ると所々に黒い雪の結晶が付いていた
「Aがびっくりするだろ離せ。96」
「あ！ごめん！！ほんまごめんな！」
手を合わせ頭を下げて謝る96猫さんの肩に触れて口を開く
『大丈夫ですよ。私の方こそ急に呼んでしまってごめんなさい。2人共お忙しいのに…』
私が力無く言うと2人共軽く見詰めると私の方を見る
「そんな事無い。何時もAの方が忙しいしよく俺らの事してくれてるだろ？」
「やからAが自分を責める事やないで」
にこりと笑ってそう話す2人。その2人の後ろの窓から見えるのは真っ黒に染まった地面と黒い厚雲の空が2人の服と同化して私の視界を暗くする
「じゃあ俺まふ達に会ってくるから」
そう言って扉に手を掛けて廊下に出ようとするなるせさんの背中に声を掛ける
『ま、待って下さいなるせさん！この事はそらるさん達には…』
「分かってるよ。相変わらずAは優しいな」
そう零したなるせさんは扉に手を掛け空いた隙間から廊下に出ようとした時に何か呟いた。その声は私の耳に届かなかった
『なる…』
気になり私が声を掛けた時にはもうなるせさんの姿は無かった
「大丈夫？はいこれ」
『あ、ありがとうございます！』
「Aの事やから買いに行ってへんかったんやろ？」
『っ…。少し時間が無くって…』
「もー！女の子やねんからちゃんとせなあかんで」
『は、はい…』
何時も母の様に私を心配して叱ってくれる。妹の様に私に笑い掛けてくれたり一緒に遊びに出掛ける96猫さんの姿がお母さんと美月に重なり少し寂しくなる
それを消す様にして周りの皆と過ごす自分が時折空っぽで虚しくなり胸がぎゅっとなる。そんなふうに思いながら過ごしていると心身ともにがたが来る
そんな私の異変に直ぐ気付いてくれるのは96猫さんで相談に乗ってくれたり声を掛けてくれる。今だってそうだ。真剣に私の失態を叱ってくれている
本当に私は弱虫で悪い子だ
ﾊﾞﾀﾝｯ
『ふぅー』
する事を終わらし脱衣所からリビングに戻る。歩く度ドロっと流れるこの感覚には何時までも慣れない。その時ふらりと身体に力が入らなくなり倒れそうになるが手を使い壁に凭れ掛かる
『あーあ。迷惑掛けないようにしてたのに…』
薄れ行く意識を手放した
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睡眠(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます！afterstreetはもうそろそろで書き始めると思うので待っていてくださいね (2018年12月28日 13時) (
レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とても良かったです！afterstory楽しみに待ってます！ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - アリスさん» ひえぇ。そんな事言ってもらえるなんてとても嬉しいです！正直な所リアルで取り乱しました。更新はゆっくりかも知れませんが必ず誠心誠意頑張らせて頂きます。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 続き気になります。気になり過ぎて夜しか眠れません!どうしてくれるんですか！?(急に喧嘩腰) 更新頑張って下さい。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 1cdc7ebe20 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。この作品を気に入ってくれて。しかも泣けてくるなんて言う感想なんか初めてです。皆さんの期待に添えるよう投稿頑張ります (2018年12月24日 7時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠 x他1人 | 作成日時：2018年12月23日 0時
