信じられる人 ページ18
「センラ。A離して」
低い男の人の声が頭上から聞こえる
「なんで君等が此処に居るんです？」
訝しげに話す私を抱えるセンラと呼ばれた男の人。その目線を追い掛けると箒に座り脚を組み紅梅色に染まった瞳で見下ろす人
「言って通じないんなら力づくだけど良いの？」
余裕の持った話し方に苛ついたのか私の肩を強く掴む。その力がとても強く声が漏れる
『いっ！離して…下さい』
センラさんの掴んだ手を掴む。すると先程より空気がぴりつく。まふまふさんとそらるさんの殺気が強くなり頭上の人の気圧も強くなる
「センラ。まふ達の悪い子だ。お前らのじゃねぇよ。
「っ！何良い人ぶってるんですか？此処に居るの皆ブラックサンタクロースやないですか。戦う時だけハロウィンの衣装と魔術に変わってるだけやないですか。僕らの事を見下してそらるさんもまふも変わらんとブラックサンタクロースのままで戦うから悪い子1人守れないんですよ」
私を哀れんだ瞳で見つめ嘲笑う
ひやりと背筋に走る悪寒はセンラさんの瞳。センラさんの哀れだ瞳に染まった暗い黄支子は何処か哀しく瞳の燈火は儚く今にも消えそうだった
その瞳は何処か見覚えがあり既視感を感じる。その既視感は深い深紅に染まったまふまふさんの瞳と酷似していた
センラさんの瞳に魅入っていると私の体を包むように淡紅色の結界に囲まれセンラさんの手から離れ箒に座っている薄い珊瑚珠色に染まった髪色の人の近くに行く
その光景を見ていた赤髪の人が
「どうやって僕の透明な結界をとったん？ばれへんと思っとってんけどなぁ」
と低い声で話す
「それは俺が初めて覚えた結界魔法だから。それを強化しただけだろ？解き方は同じ」
ふわりと温かい風が私の包む結界内に吹く。それと同じ様に揺れる珊瑚珠色の髪と綺麗な脚を晒し上げる丈の短い黒い魔女の様な衣装が揺れる
「Aはここに居たら安全だから。もし結界にヒビが入ったら叫べよ」
私の答えを聞かず箒に跨がりそらるさんたちの元へ行き私を包む結界より濃い色の紅赤の結界で2人を守る。その内側から3人が4人に攻撃をする
それを見ていると背後から艶っぽく訛りが特徴的な声が鼓膜を叩く
「君が2人の悪い子かぁ。可愛いなぁ。そんなAに傷付けるセンラ君達はお仕置きやわ」
駱駝色に染まった髪の間から見える深い栗皮色に染まった瞳は燈火が感じられず空虚な瞳でセンラさん達を見下し後退りしてしまう程の殺気を放つ
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睡眠(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます！afterstreetはもうそろそろで書き始めると思うので待っていてくださいね (2018年12月28日 13時) (
レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とても良かったです！afterstory楽しみに待ってます！ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - アリスさん» ひえぇ。そんな事言ってもらえるなんてとても嬉しいです！正直な所リアルで取り乱しました。更新はゆっくりかも知れませんが必ず誠心誠意頑張らせて頂きます。 (2018年12月24日 22時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 続き気になります。気になり過ぎて夜しか眠れません!どうしてくれるんですか！?(急に喧嘩腰) 更新頑張って下さい。 (2018年12月24日 20時) (レス) id: 1cdc7ebe20 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。この作品を気に入ってくれて。しかも泣けてくるなんて言う感想なんか初めてです。皆さんの期待に添えるよう投稿頑張ります (2018年12月24日 7時) (レス) id: 254dce643a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠 x他1人 | 作成日時：2018年12月23日 0時
