人間 ページ5
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ネビュラドールは、キルアと共に人間界へ降り立った。
とは言っても、ある夫婦のこれからすぐ死ぬ運命にある胎児の体に宿っただけだ。
2人は無事に産まれた。
だが、どうやら世界が歪んでいるようだ。
この世界は、ある予言者によって「闇の遺産 罪、それはやがて国を滅ぼす」と予言されたようだった。
それを防ぐ手立ては、2匹の神龍の転生。
神の双子を誕生させることだった。
そんなところに、2人は産まれてしまったのだ。
「双子」として。
国民は、神の双子を誕生させる計画、通称「Ma計画」を実行しようとしている時に産まれてきたこの双子に混乱していた。
国民で話し合った結果、2人は神の双子の母親「
ネビュラドールは、Ma候補者を探し出し、Maを監視し管理者に報告して、管理者の下した命令に従って行動する「監視者」。
キルアは、Ma候補者を探し出し、監視者の報告を元に監視者に指示を出す「管理者」。
その負担はあまりにも大きく、2人は心を病んでしまった。
この世の悪の因果が終わるまで、この地獄は続く。
だが、イリーナ・クロックワーカーという少女がMaに選ばれ、ある科学者によって赤猫の人形にイリーナの魂が入れられた時、ネビュラドールとキルアは、
1人目は、色欲の悪魔と契約した男「サテリジアス・ヴェノマニア」だった。
彼は特に情欲が凄まじかった。
サキュバスであるネビュラドールさえも眉をひそめたくらいに。
だが、憤怒の悪魔と契約した男に殺され死亡。
2人目は暴食の悪魔と契約した女「バニカ・コンチータ」だった。
彼女は、ネビュラドールと同じくゲテモノを喰らうものだったため、ネビュラドールは彼女の執事となり、悪食の話に花を咲かせたのだった。
そこでネビュラドールは久しぶりに笑顔を見せたという。
だが、そこでは驚くことに、ヘンゼルとグレーテルに激似…いや、ヘンゼルとグレーテルが、そこにいたのだ。
ヘンゼルとグレーテルは、ネビュラドールとキルアとは会っている。
ヘンゼルとグレーテルは、ネビュラドールとキルアを本当の家族のように思っていた。
だが、ヘンゼルとグレーテルもとい、アルテとポロはバニカに喰われて死亡した。
バニカは、自らを喰らい死亡した。
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作者名：七瀬 | 作成日時：2020年8月12日 22時
