4話 ページ6
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次の日の授業、ムジカたちはほうきの乗り方を学んでいた。
先生が説明をしてくれているが、ムジカは何度も乗っているため、ほうきに足をかけて吊り下がって浮いていた。
「暇だ……ん？」
マッシュ「飛べ。飛べ。飛………でしょうね。」
諦めが早いな〜とムジカは思いながら、ほうきに座り直してマッシュを観察し始めた。
マッシュは内部進学者の男子生徒にほうきを浮かせられないことをバカにされ、思いっきり地面を踏んで、衝撃でほうきを手に収めた。
生徒「ずっ、ずるしやがったなテメェ！！」
マッシュ「？？？？」
生徒「白々しいぞ！言う前に跳ねたじゃねえか！」
「それが問題か？小僧。」
生徒「小僧！？……って、1年生3回目のアレグロ先輩じゃないですか。」
問題児がなんの用ですか？と男子生徒はムジカに突っかかる。
が、ムジカは特に表情を変えることなく2人に近づいた。
「こいつが“飛べ”という前に、魔力に呼応して浮かんだのかもしれないぞ？ひとつの考えに固執するとはなんと愚かな…。モテぬぞ貴様。」
生徒「なっ！！」
その時、先生がタイム測定を始めると宣言した。
突っかかっていた男子生徒は、そのタイム測定でマッシュに勝負を挑んだ。
負けた方は学園生活中勝った方の言うことを聞く、という罰ゲーム付きで。
マッシュはそれを承諾し、2人はスタート地点に着いた。
教師「それじゃあいくわよ。よーい…。」
先生がスタートと言うと同時に、マッシュはゴール地点に立っていた。
それを見ていた生徒たちや先生はザワザワと騒ぎ立てたが、ムジカは黙ってその光景を見ていた。
生徒「てめ、さてはズルしたな！？ありえねえ！」
マッシュ「現実を受け止められないなんて、カワイソウだな、なんか………。」
生徒「テメェ！！」
マッシュ「いいよさっきの約束も……カワイソウだし。」
生徒「！？なめてんだろテメッ…〜〜〜〜〜〜〜〜！！」
「！」
男子生徒の口が糸で縫われ、別の男子生徒がマッシュに話しかけた。
彼は笑顔で2人に近づいてマッシュに謝ったが、目は笑っていないし謝罪は心が籠っていなかった。
彼がマッシュに話しかけているのを見た周りの生徒たちは、怯えるようにその光景から目を背けた。
しかし、ムジカは興味深そうにほうきに寝そべって観察していた。
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七瀬(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！たしかに似てましたね！ (3月27日 18時) (
レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
りん - 月永レオみたいでかわいい！応援してます‼ (3月27日 18時) (レス) @page4 id: 78eb0d0847 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - カンパチさん» ありがとうございます！！ (3月23日 22時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！嬉しいです！！ (3月23日 22時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
カンパチ - クラシカロイドもマッシュルも好きな私には神作品です！更新楽しみにしてます (3月23日 18時) (レス) @page6 id: 5b38686f3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬 | 作成日時：2024年3月17日 0時
