1話(変更しました) ページ2
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擂鉢のような地形の貧民街、擂鉢街。
その街では今日も___________2つの怒号が響いていた。
中原「おい手前ぇ糞海月野郎!!今日こそぶっ殺してやる!!」
「やってみろやチビ助!!」
中原「んだとォ!?」
チビ助と呼ばれた男の名は、中原中也。
触れたものの重力を操る異能力を持っており、“羊”という対ポートマフィア組織の1つのリーダーだ。
糞海月野郎と呼ばれた女の名は、海神葵竜。
悪魔を喚び出すなどの特殊な異能力を持っており、羊の構成員の1人だ。
なお、この2人。
中原「つーか手前マジでいい加減にしろよ!?何回俺の靴ん中にスライム入れたら気が済むんだ!?」
「気づかないお前が悪いんだろ!?オレのせいにすんじゃねー!!」
中原「誰がどう見ても手前のせいだわ糞海月!!」
顔を合わせれば喧嘩をするのである。
葵竜side
あ"ーくっそ、あのクソチビめ…。
あのチビから逃げたあと、オレは擂鉢街の外に来ていた。
友達同士、親子連れ、恋人同士、色んなやつが道を歩いている。
羨ましいだとか、そんなのは感じない。
幸せそうだな〜ってだけ。
「…薬局行こ。」
近くの薬局に行き、バ〇ァリンを探す。
…………こ、これは…!!!
「期間限定、100錠入り…だと…!?しかも残り1箱!!買うしかねえ!!!」
期間限定、残り1箱というところに運命を感じ、水とともに即購入して薬局を出る。
笑顔でバ〇ァリンに頬ずりするオレは傍から見れば変人だろう。
いやだって、仕方ないだろ。
オレにとって薬は生活必需品だからな。
ヤク中?
るせーやい。
薬も買えたし、どこで時間を潰そうかと考えていると、不意にオレの腹が鳴った。
「あー……………自由軒行くか。安く出してくれるし。」
それに、あそこは客が滅多に来ない。
店主が裏に関係があるのかとも思ったけど、ぶっちゃけそれはどうでもいい。
敵じゃないならなんでもいいさ。
善は急げ(?)ってことで、いつもより軽い足取りで自由軒に向かった。
自由軒に着くと、カウンターに1人の男の客がいるのが見えた。
物珍しさで外から見ていると、店主がこっちに気づいて手を振ってきた。
当然、その客もこっちを見るわけで、これでオレは店に入るしかなくなったわけだ。
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ユウ(プロフ) - ベルゼさん» ありがとうございます!頑張ります! (7月22日 2時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
ベルゼ - ODって設定面白いですね!夢主の一人称がオレなのも好きです!更新頑張ってください! (6月28日 22時) (レス) @page14 id: 7d80b4089f (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 眠いちゃんさん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2023年3月26日 12時) (レス) @page1 id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 夢主の設定がイカれてて好き((( 更新頑張ってください! (2023年3月26日 10時) (レス) @page6 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - ロアさん» ありがとうございます!! (2023年2月23日 22時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2023年2月16日 15時