可愛らしい ページ9
ヒロトside
食堂に来ると、ほとんどのやつが集まっていた。
でも、いくら探してもあの女が見当たらない。
風「ネビュラ、いないな。」
円「なんだ、まだ来ないのか?」
すると監督が来た。
趙「ネビュラさんなら自室で食べますよ!」
稲「ええ!?俺話したかったのにー…。」
氷「まあ、後で蘭堂さんの部屋に行こう。」
剛「俺も行くぜ!」
あいつ、部屋で1人で食うってのか?
なんでだよ。
タ「ヒロト、蘭堂さんが気になるのか?」
吉「あ?別に。」
タ「…なら、俺達も後で蘭堂さんの所へ行こう。今行けば迷惑になるだろうから。」
吉「はぁ!?…チッ仕方ねえな。」
なんで俺様が…。
ネビュラside
夕食を食べ終わったので、飴を舐めながら食器を返しに行く。
食堂に入ったはいいが、料理の残り香が強くて少し気持ち悪い。
「返しに来ました。」
大「あ、えっと…蘭堂さん!はい、確かに受け取りました!」
「ありがとうございます。それと、ネビュラでいいですよ。」
大「あ、はい!ネビュラさん!」
「ふふっ、では。」
可愛らしい子ではありませんか。
奥にいた神門杏奈という子も美人でいい子そうで良かったですよ。
吉「おい。」
「吉良くん?どうしたんです?」
吉「お前、なんで食堂に来なかったんだよ。」
タ「おい、先輩だぞ!すみません、蘭堂さん。」
「いえ、いいんですよ。なんならあなたも敬語を外して結構ですよ。」
タ「あ、そう…か?ならそうするよ。」
いい子ですねー、吉良くんと違って。
「で、なぜ食堂に来なかったのかでしたね。私は嗅覚、感覚、視覚が獣以上に鋭いんですよ。多くの匂いが混ざると気持ち悪くなるので、食事は部屋ですることにしたんですよ。」
吉「…そうかよ。…何人となら食べても平気なんだ?」
…え?
「…私を入れて3人ですかね。」
吉「なら、時々俺が一緒に食ってやるよ。」
「…まさか、気にかけてくれているんですか?」
吉「別に。」
これが俗に言うツンデレというやつですね。
可愛い。
「それならお言葉に甘えましょうかね。基山くんも時々いらっしゃい。」
タ「ああ、わかった。」
「それでは、私は戻りますね。」
私は部屋に戻り、みんなが寝静まるのを待った。
今の時刻は午前2時。
うん、良い時間帯ですね。
高専の制服に着替え、外に出て呪霊を祓った。
魔法を使うまでもなかったので、粗方祓ったら部屋に戻って眠りについた。
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リュウヒメ - 続き、、、 (2022年6月5日 8時) (レス) @page30 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2021年5月30日 0時