サッカーってこんなに物騒でしたっけ？【イナオリ】【呪術廻戦】 (ページ19)

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化身ページ19

試合が再開されて、稲森くんがペク・シウにボールを奪われてしまった。

ペク・シウがそのまま一気に上がり、ソク・ミンウにパスを出した。

何かおかしい。

まともにやる気になったとは思えない。

なにか仕掛けるはず…まさか！

その予感は当たり、ソク・ミンウはイ・ドンヒョク達に怪我を負わされ運ばれて行った。

ヒ「味方同士で潰し合うとは馬鹿なやつらだぜ。」

灰「全くだ。」

不「お前らがそれ言うのか？」

張り合ってはいましたけど潰しあってはいないし…まあセーフでしょうね。

ソク・ミンウの交代がすみ、ペク・シウ達が攻めてくる。

鬼「何としても守り抜くぞ！」

稲「はい！」

鬼「必殺タクティクス・エンジェルローブ！」

新たなタクティクスでボールを奪い、そのボールは灰崎くんへと渡ったが、相変わらず吉良くんと張り合っている。

そしてコーチからきた指示は、

「好きにやれ、ですか。なら、私も動きますか。」

まだ時間はありますしね。

指示が来てからも張り合っていた2人は偶然にも2人技を完成させた。

「あの二人実はすごい合うのでは？」

士「喧嘩するほど仲がいいって言うしね。」

残り時間が少ないためか、韓国が一気に攻め上がって来る。

「隙だらけですよ！レイジーウィンド！」

この技は相手の脳の機能を一時的に停止させる技。

そのため、相手は虚ろな目をして突っ立ってしまった。

その隙にボールを奪い、攻め上がる。

灰「おい！お前DFだろ！俺に寄越せ！」

ヒ「違ぇだろ！俺に寄越せ！次こそ俺様が決めてやる！」

「コーチからの指示は好きにやれ。なら私も好きにやる！」

そして私は立ち止まり、深呼吸をした。

角「どうしたのでしょう！！蘭堂ネビュラ、いきなり立ち止まって動かないぞぉ！？」

稲「蘭堂さん？」

ヒ「何やってんだよ！！」

その声を無視し、体に力を込めた。

「はぁあああ！！無属の龍ヴァルファーレ！！」

私の背後に化身が姿を現し、鳴き声を上げた。

全員「「「！？！？」」」

角「こ、これはぁ！！！都市伝説ともいわれる、人の心が形となり現れたもの「化身」だァ！！！まさか本当に化身使いがいるとは驚きです！！！」

「驚くのはまだ早い…。」

ボールを上に蹴りあげ、ヴァルファーレがボールにエネルギーを注ぎ込む。

そしてそのボールをゴールに向かって蹴る。

「シューティング・レイ！！」

キーパーが技を出す間もなくシュートが決まった。