ハートの女王 ページ13
リド幼「ごめんなさい、お母様！もうしないから許して…！」
リ母「お黙り！お前がルールを破るからいけないのよ。ああ、やっぱり自由時間なんて持たせるんじゃなかった。もっともっと完璧管理しなくては…。」
子供を管理する？
…母親失格だな。
胸糞悪い。
リド「ルールを破れば楽しい時間まで取り上げられてしまう。だから、お母様の決めたルールは絶対に守らなきゃ。
この街で1番優秀なお母様はいつでも正しいはずだから。でも…ねえ、ママ。何でだろう？なぜだかとっても胸が苦しいんだ。
お誕生日だけでいいからいっぱいタルトが食べたい。お外でいっぱい遊びたい。もっといっぱいお友達が欲しいよ。
教えて、ママ。どんなルールに従えば、この苦しさは消えるの？」
いつの間にか、もうリドルさんの過去は見えなくなっていて、目の前には暗い空間に座り込んでいるリドルさんがいた。
「…それは、あなたの心ですよ。」
リド「え…ネビュラ…？」
「以前も言ったでしょう？あなたの人生なんですから、自分を信じなくてどうするんです、と。」
リド「でも…ボクの心にルールなんてない…。」
「何を当たり前のことを。」
リドルさんは驚くように私の顔を見上げた。
リド「え？」
「あなたの苦しみを作っているのがルールなのですよ。あなたはルール＝法律、規則だと思っているようですが違います。ルールとは、縛りなのです。」
リド「縛り…。」
「そう。そして、心に従うということは、自分に素直になるということなんです。やりたくないならやらなくていい。やりたいならやればいい。あなたの未来を決めるのは誰でもない、あなた自身なのですから。」
リド「！！…そう、だね。ありがとう。やっと目が覚めたよ。」
「それは良かった。」
そう言うと、リドルさんは微笑み消えていった。
…待って、私はどうやってここを出れば？
？「ネビュラ。」
「ッ！？」
この声…まさか！？
そう思って振り返ると…
「ハートの…女王…！？」
そう、ハートの女王がいた。
女王「おや、あなたの声を初めて聞いたよ。なかなかいい声だね。」
「あ、ありがとうございます？」
女王「なんで疑問形なんだい。…まあいい。かつて私は悪へと成り下がってしまった。ここの子達がそうならないようにあの人があんたを呼んだのかもしれないね。」
あの人…？
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ネル - 早くつづきが読みたいです (2023年4月8日 17時) (
レス) @page20 id: e2960dab04 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 池ちゃんさん» ありがとうございます！リアルでの問題片付けたらすぐ更新します！！ (2023年4月4日 22時) (レス) @page2 id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
池ちゃん - めっちゃ面白かったので、早く続き読みたいです！ (2023年4月4日 20時) (レス) @page20 id: d2e013c29b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！早めにできるようにしますね！ (2022年8月16日 12時) (レス) @page20 id: 60efcab1f0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！できるだけ更新できるようにします…！ (2022年8月16日 12時) (レス) id: 60efcab1f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬 | 作成日時：2020年12月23日 23時
