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大倉に家まで送ってもらって、あの日と同じように大倉の背中を見送ってから家に戻った
自分の部屋に入って、大倉に取ってもらった熊のぬいぐるみをベッドの脇に置いて、制服から私服に着替える
「これ、後で皆で食べよ」
お菓子をテーブルに置いてそう言うと、「どこで買ったの？」と聞かれた
「大倉とゲームセンター行ったの。そこで取ってもらった」
母「そう、良かったわね。大倉さんとは順調なのね」
「ママ、言っとくけど私と大倉はそんなんじゃないからね」
ガッカリしたように眉を下げるママ
「ご飯はまだ？手伝うことある？」
母「大丈夫、もう少し待ってね」
…………ご飯はまだか
もう一度部屋に戻って、クローバーのキーホルダーを眺める
「綺麗……」
スクールバッグに付けておこっと
携帯を開くと、“大倉忠義”の文字
家の前で、大倉が連絡先交換しようって言ってくれて
今日1日で、大倉との距離が一気に縮まった気がした
続く (更新停止中)
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作者名：ぶうぶう | 作成日時：2019年2月12日 18時
