Petite lumiere 16 (ページ46)

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ここ半年で少し身長が伸びた涼介は洋服の丈が合わなくなってきて宏太は洋服を買いに行くように決めていたけれどなかなか涼介の体調が優れなくて学校にも行けていなかったから急遽学校帰りにお店へ行くことに。

9人も家族がいると洋服にそこまでお金はかけられなくてH&Mやユニクロ、GUあたりで買おうかな～と近くのショッピングモールへ向かった。

宏太1人で外で涼介の面倒を見ることは難しくてまたまた家にいた慧を連れてきて涼介にまず今日はお買い物をする、と伝えることから始まる。

中島「りょうくん～、お兄ちゃん来たよ。」

宏太「りょうちゃん支度できてる？」

中島「今日は周りの子がパニックを起こしちゃって涼介くんもそわそわしてたんですけどなんとか起こさずにできました。すごい、成長だと思います。」

宏太「そうなんですね、ありがとうございます。」

涼介のできることが増えてる中で買い物は百発百中でパニックを起こしてしまうから少し憂鬱になる宏太

先生と別れて下駄箱に向かう途中の廊下で一旦止まり、涼介に話すことにした。

宏太「りょうちゃん、お話聞いてね。
今日はお買い物に行きます。お家には行きません。大丈夫？」

涼介「ん～」

宏太「お店では大きい声出したらびっくりするからだめです。にぃとおててを繋いで歩きます。
できそうかな？」

涼介は宏太に手を繋がれてその話を聞いているけれどすでにうずうずして周りをキョロキョロ確認していて決まった予定が崩れるのも苦手な涼介だから宏太は内心無理そうだな～と思いながらも車に向かった。

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