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# ページ5









ブーブーとバイブ音がなってスマホを見ると宏太からLINEが並んでいた。




「 りょうちゃん大丈夫?」

「 なんかあったら連絡しろよ?」

「 今日帰れるんだったら病院連れてきて 」

「 大丈夫か??」




さっき先生に言われた話を送ると宏太は「 よかった 」の一言だけ送ってきて本当にこいつは口下手だな、と光は笑った。







涼介は無事に目覚めて2人で病院の隣の薬局に向かった。



光「 お腹すいたでしょ、これ食べる?」


涼介「 うん!」




本当にこの子は朝運ばれたのだろうか?ってぐらい元気で薬局から出てさっきのすっかり冷めたホットサンドを渡すと嬉しそうに食べた。




光「 どこも体調悪くないの?」


涼介「 うん!すっごくげんきだよ 」


光「 ふふっ笑 よかった。
侑李すっごい心配してたみたいだよ。後で連絡してあげな?」


涼介「 わかった。」






薬も貰って宏太のもとへ行くと「 思ったより元気そうじゃん!」なんてニヤニヤ言う宏太。




涼介「 ねえひか、りょうねたい、」


光「 眠たくなっちゃった?いいよおうち行こっか。」


宏太「 じゃあねりょうちゃん〜 」


涼介「 ん〜 」



リビングに着いた頃には半目状態で光がブランケットを取りに行っている間にソファーで寝てしまった涼介に光は「 かわいいね 」と呟いた。






夕方までほとんど寝て過ごした涼介は裕翔が迎えにくる頃にはいつも以上に元気で光も裕翔も苦笑い。



裕翔「 ほら、りょう帰るよ 」


涼介「 うん!!」




走って抱きついてきた涼介に裕翔は嬉しそうな顔をしていた。





裕翔「 今日本当にありがとうね!助かったよ〜!」


光「 いいえいいえ。またなんかあったら行ってね。そっちすぐ行くから。」


裕翔「 わかった。じゃあほら涼介こういうときなんて言うの?」


涼介「 んーーー、おせわになりました!」


光「 よく出来ました!笑 」








正直、支援学校にいたときよりも今の方がよく話すようになったし言葉もしっかり出てくるようになった。

成長なのか、環境によるものなのかはわからないけれど涼介のこれからがすっごく楽しみなのはきっと8人変わらないと思う。









きっと9人で歩む未来は輝いてるはず。







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作者名:らぷ | 作成日時:2020年5月24日 10時

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