Petite lumiere 16 (ページ24)

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慌てるようにして一番最初にやってきたのは大貴。
今日は朝から「今日俺早く帰るよ～」なんて言ってたような気もする。

大貴「けい、、まだりょうすけ中？」

慧「うん。もしものこともあるって。」

慧が静かにいった言葉に大貴は返す言葉が見当たらず「そっか... 」とだけ言ってあたりはまた静かになった。

次々に兄弟たちがやってきて雄也慧大貴圭人侑李が集まった。
裕翔は今日は撮影が長くなると朝から言っていてまだ既読も付いてない。
宏太は抜けられるわけもなく上がれるのは今から1時間後の19時だという。
光は打ち合わせが都心であって少し距離もあるため急いではいるもののあと30分はかかるらしい。

集まってはいないけれど気持ちはただひとつ
涼介に何もないように、だけだった。

涼介が処置室から出てきたのは運ばれてから3時間以上が経った頃。

光が着いてすぐで涼介はそのままICUに運ばれた。

よく見えなかったけれど今まで見たことないような機械がたくさん付けられていて体も固定されていて今までみたいに元気で戻ってこれる可能性は低いんだとみんな少し思ってしまった。

小さい頃はよくわからなかったけれど、今はもうある程度知ってしまっているからこそ愕然としてしまったのだ。

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