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英語の翻訳の仕事をしている圭人と現役大学生でバイトをしている侑李、市役所で働く裕翔の予定が合うことはなかなかなくて年に何度かってぐらいだけ合うと必ず出かけるようにしている。
そんな中、たまたま薮家のみんなとの予定もあって約5年ぶりに9人で出かけることになった。
決定したのは１ヶ月前で計画するのが好きな大貴に任せた！と言って涼介の希望中心にいろいろ決まっていく。
大貴「 りょうどっか行きたいところある？」
涼介「 いちごたべたい！」
言わずもしれた涼介の大好物でおかげさまで光のお店のメニューは苺だらけな時期がある。
メインはいちご狩りで途中に道の駅に寄ったりほうとうを食べることになった。
前日興奮気味でなかなか寝付けない涼介に苦戦して裕翔が寝る頃にはとっくに2時を回っていた。
翌朝涼介の体調も万全であまり酔わないタイプだけど念のために袋を余計に持たせて 裕翔涼介光宏太 の4人と 慧雄也大貴圭人侑李 の5人で分かれて車に乗って発進させた。
車を1時間半ほど走らせるとやっと着いたイチゴ農家。
駐車場に入ってすぐ涼介の発作が始まってしまった。
裕翔「 りょう発作だ、、」
目をグルグルさせてビクンビクンと周期的に体をビクつかせて唾液を吐き出す。
裕翔「 りょう大丈夫だよ〜、横にいるからね。」
目線も合わせることができない涼介の手を握って裕翔は優しく声をかける。
光「 5人もう受付しちゃったって、」
宏太「 時間制だから涼介出来ないかもな、」
裕翔「 えっ、そんなのだめだよ、、」
光「 とりあえず発作が治ったら考えよう？」
裕翔は泣きそうな顔で涼介に頑張れ、頑張れ、と声をかけ続けた。
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作者名：らぷ | 作成日時：2020年5月24日 10時
