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夕方になって侑李と裕翔が帰ってくると、ソファーで寝ている涼介を見つけて2人とも嬉しそうな顔をする


裕翔「 涼介寝てるんだ、」

侑李「 体勢変えなくて大丈夫?」

「 さっき寝たばっかりだけど一応変えておこうか
横向きにしてあげよう 」

裕翔「 涼介ごめんね、体位変えるよ 」



褥瘡と言って寝返りが打てないから床ずれを起こしやすくて、定期的に体位を変えてあげなければいけない。

声をかけて仰向けだった体を横にすると、うっすら目を開けたけれど裕翔がトントンしているとまた寝始めた




痩せ細った手足は骨張っていて力なく投げ出された足を見るたびにサッカーをやっていた頃の涼介を思い出してしまう

車椅子でももちろんできることはあるし、学校も復学できると伝えたけれど涼介は外に出ることさえできなくなってしまったのだ



数駅先の不動産屋で働いている宏太も帰ってきて、また体位を変えて仰向けで寝ていた涼介を起こした

涼介「 ん、あれ、、ずっと寝てた?」

「 そうだね笑 具合悪い?」

涼介「 ううん 疲れてたのかも 」

「 そっか ご飯食べれそう?」

涼介「 うん お腹すいちゃった 」



体をゆっくり起こして、眩暈がするのか目をぎゅっと瞑る涼介に声をかけながら車椅子に乗せた

宏太「 目眩する?」

涼介「 もう、大丈夫 」


健常の人でも寝起きにすぐ立ち上がったら立ちくらみがするんだから麻痺してる体ではもっとしんどいはず。
なのにニコッと笑って心配させないようにするその、涼介の強さなのか優しさなのか、その顔を見るたびに胸がぎゅーっと痛くなる




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らぷ(プロフ) - 佑妃奈さん» わ〜〜!わざわざありがとうございます泣泣 大した作品は作れないですけれどもこれからも読んでいただけるとうれしいです! (2022年10月22日 22時) (レス) id: 65520cd0ae (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 移行おめでとうございます。これからも楽しみに待ってます (2022年10月22日 21時) (レス) id: 16d0b47c95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぷ | 作成日時:2022年10月22日 19時

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