Petite lumiere 22

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涼介のことがあってから大ちゃんは看護の道に進みたい、と言って高校卒業後は看護学校に通っている。

今も涼介に頻繁に会いに来てくれていて、ここ１ヶ月ほどは涼介の調子が悪かったから断っていたけれどこれでまた会えそうだなと思った


俺と宏太にとっても大ちゃんは昔からよく知っているから弟のようなもので「 親と喧嘩したの！」と言って高校時代に1週間ほどここで暮らしてたこともある





お家ではどうしても"障がいのある涼介"として接してしまうけれど、大ちゃんの前では"普通の18歳の男の子"になるからこういう姿を見るだけでもなんだか安心してしまう。

大ちゃんと別れたけれど笑ったままで会えたのが相当嬉しかったんだろうなと思った


「 うれしかったね？」

涼介「 うん、大ちゃんが高校生の時は正直悔しかったの、でもね今は大ちゃんに会うと頑張ろうって思える 」

「 すごいね、大ちゃんのおかげだ 」

涼介「 ううん みんなだよ ひかも宏太も裕翔も侑李も大ちゃんも、みんなのおかげ 」

「 なに急に改まって笑 」


恥ずかしくて茶化すことしかできなかったけれど、涼介からそう言ってもらえるのははじめてで胸がホッと温かくなった




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