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光「 できたよ〜 」
ひかの明るい声が聞こえて車椅子をそこまで漕ぐと、ひかが慣れた手つきでストッパーをかけてくれた
その優しさが嬉しいはずなのに、
どこか悔しくなる自分が嫌で仕方なくなる
また、あの頃みたいに気持ちが沈んでしまうようになったのは最近のことで夜中に過呼吸になったこともこの1週間で３回ほど。
またあんなふうに迷惑かけることになっちゃうのかなと思うとやっぱり心苦しくなった
光「 どうした？ストッパー自分でやりたかった？」
「 あ、ううん。何でもないよありがとう 」
光「 わかった スプーンセットするね 」
装具にスプーンを差し込んで固定すると案外肘さえ動けば食べれるもので、はじめて使ったときに感動して声を出してみんなに笑われて恥ずかしかったのを覚えている
光「 どう？おいしい？」
「 うん！ひかの料理は誰のよりも美味しいよ 」
光「 ほんとに〜？涼介にそう言ってもらえると
うれしいなあ、」
料理研究家でインスタやツイッターはすごい数の人が見ていてさらに本まで出してるくせに、いつも自信はなさげなひかは俺が褒めると八重歯を見せて笑ってくれる。
その笑顔がだいすきなんだけど、間違いなく俺がひかの人生を狂わせてしまったことを同時に思い出す
俺が事故に遭って1人で生活はできないから 在宅でできる仕事である料理研究家として働くことを決めたのを言わずとも分かってるし、テレビや教室のオファーがあっても俺にバレないよう廊下に出て電話で毎回断っているのを知っているから少しでもひかの助けになりたいと思ってるのだ
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らぷ(プロフ) - 佑妃奈さん» わ〜〜！わざわざありがとうございます泣泣 大した作品は作れないですけれどもこれからも読んでいただけるとうれしいです！ (2022年10月22日 22時) (
レス) id: 65520cd0ae (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 移行おめでとうございます。これからも楽しみに待ってます (2022年10月22日 21時) (レス) id: 16d0b47c95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぷ | 作成日時：2022年10月22日 19時
