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家に帰ってきてから数年経って、
涼介は29歳になった
リハビリを続けた結果、元々麻痺が軽めだった右手はよく動くようになって最近では人工鼻が気になるのか取るようなそぶりをするようになってしまったからそれはそれで困っている
裕翔は大学を卒業して涼介のあの一件からデザインについて興味を持つようになって 使いやすくて子供などには危険ではないようなユニバーサルデザインのその先を、と起業をして今はまだまだ開発段階だけどたくさんの人から賛同を得ているらしい
自慢の弟だね〜!なんて涼介に話しかけるけれど涼介の理解力は以前よりも低下してしまってよく分かってないことが多くなってしまった
仕方ないことだし、今までもなんとなーくな反応ではあったから他の人から見たら変わりはないんだと思うんだけど一緒に生活しているとグンと理解力が下がったのがよく分かる
大貴「 りょうちゃーん、お着替えしよ 」
大貴はしっかり自分と向き合い今となってはあの頃みたいにひどく落ち込むこともなくなった
少しずつだけど前に進めているし、裕翔のようにそこから得たものも間違いなくあって4人なりに今を生きている
涼介がまたとびっきりの笑顔を見せてくれると信じて今日も涼介の前で笑っているんだ
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リクエストありがとうございました!
ここ最近で一番の力不足をとっても感じております本当に申し訳ないです(><)(><)
気に入って頂けたら
またのリクエストをお待ちしております!
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作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時