Petite lumiere 21 (ページ5)

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とりあえず、涼介が怪我をすることが心配だから誰かがいない間は拘束バンドは付けてもらうことになった。

付けても絶えず動いているし、手足のバンドが付けられたところは赤く擦れているけれど涼介を守るためだから仕方なかった

しばらくすると首や体を反らせる動きをよくするようになってサチュレーションが急に低下することが増えた

看護師A「涼介くーん、涼介くん息できるかな？」

看護師B「酸素マスクに替えようかこれ危ないと思う」

鼻カニューレでは対応し切れないみたいで酸素マスクに代わって、ようやくアラームが止まった

雄也「痛そうだったね、涼介頑張った頑張った」

ちょっと落ち着いた涼介の変形した手に触れると、ようやく目を開いた

だけど目は両目とも外を向いていてぎゅーっと胸が痛くなった

「起きたね、涼介わかる？だいちゃんだよ」

涼介の手をそっと触りながら話しかけるとぱくぱくと口が動く

酸素マスクを付けてるから聞き取れないけれど、何かを必死に伝えてくれてる気がして何度も話しかけるけれど声は聞こえなくてズキっと胸が痛んだ

雄也「涼介夕方になったら裕翔も侑李もくるよ。
2人に元気になったよって伝えようね」

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