Petite lumiere 21 (ページ39)

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普通の兄ならなんでいなかったんだ？とか、涼介は今どうなってる？が先に来るはずなのに宏太はそんなことよりも俺を優先してくれた

「でもっ、きいてっ、、吐かせたほうがいいと思って、吐かせたらっ、それがだめだったみたいで！、、呼吸できなくなって、気管切開してっ、いま、、あの中にいるの」

宏太「そっか大貴、何も言わなくていい、
何も言わなくていいよ」

俺が悪いのは十分すぎるぐらい分かってるし、宏太も俺に怒りを覚えてることぐらい、わかってた

それでも宏太は静かにゆっくりとこの状況を受け止めて兄としての正しい行動を取ろうと必死に考えているんだと思う

宏太「裕翔が来たらもう一回話そう。
まだ俺も話の途中しか聞けてないと思うし」

裕翔がやってくるよりも先に、処置室のランプが消えてたくさんの機械に囲まれて管だらけの状態で涼介は病室に運ばれた

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