Petite lumiere 21 (ページ38)

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救急車の中で痙攣を止める注射を打ち、涼介が誤飲してしまった洗剤は吐き戻すと粘膜に再度刺激を与えてしまうため良くなかったみたいで涼介は気管切開が救急車の中で行われた。

なんとか呼吸は戻ったけれどチアノーゼと言われる状態みたいで油断は許せないと言われ、俺は宏太と裕翔に連絡を入れることさえも忘れていたぐらい気が動転していたのだ

病院に着いてから慌てて2人に連絡するとすぐに来るとのことで、なかなかランプの消えない処置室のマークをみて俺はことの重大さを改めて感じてどうすればいいのかわからなかった

しばらくすると病院の近くで働く宏太がやってきて「なにがあったんだ？！」と当然のことだけどいつになく焦っている様子

「涼介がっ、、おれが見てないときに、食器用洗剤を飲んじゃった、みたいでっっ、」

そこまで言うと宏太は「わかった、わかったよ。大貴、怖かったな救急車呼んでくれてありがとう」と言って泣きながら宏太は俺を精一杯抱きしめてくれた

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